eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

あなたのミックスをぶっ壊す5つの理由とその対策(海外動画紹介)

海外動画紹介。In The Mixのマイケル・ウェインによる短いTIPS動画です。

 

 

■動画はこちら

彼の動画は余計なおしゃべりが無くて簡潔。すばらしいですね。

www.youtube.com

以下は動画内で言っていることに、私が補足したいことも追記してあります。

 

■1、ヘッドルームを確保していないミス

対策は、まずすべてのフェーダーを下げた状態から作業を開始すること。

 

※ただしこれはデジタル、浮動小数点演算ができるDAWでの話。アナログ領域ではフェーダーの高さによって色付けが起きるので、安易にフェーダーを下げた状態にするべきではない。

 

■2、見境なくアドバイスを求めるミス

プロのアドバイスでも役に立たないことは多い。

対策は、自分の作っている音をちゃんと聞いてもらうこと。

 

音を聞いてもいないのにアドバイスをしてくる人が実に多い!

製作中の曲と関係ない話をする人が本当に多い!

 

情報が多ければ良いというものではありません。

また、複数の人にアドバイスを求めると逆に混乱することになります。「信頼できる誰か1人」で良いと思います。

 

■3、ハイパスを雑に使うミス

対策は、ちゃんと音を聞いて判断すること。

カットすれば良いという安易なものではない。

カットしなければ正解というものでもない。

「実はもっとカットするべき」「実はもっと残すべき」という状況がある。

 

他の「ミックスでよくあるミス」話で頻繁に出てくる『ソロでミックスするな』というTIPSを知っていますか?

他の音との関連性を考えず、単一トラックをソロで聞いて「ベストな音」を作っても無意味、という作業方針すらあるくらいです。

 

■4、単一のモニターしか使わないミス

対策は、さまざまな環境で聞くこと。

ベストな高級スピーカー1つだけがあっても、なかなかうまく行くものではない。

安いクソスピーカーを持っていることはとても役に立つ。

同時に、それらのクソ環境でもリファレンス曲を聞いてみること。

 

■5、クソ耳状態での作業

疲れていると間違いが間違いを呼び込み、地獄のスパイラルに陥ります。

対策は、20分とか1時間ごとにしっかり休憩すること。お茶を飲み、散歩をする。画面を見たり、スピーカーの音を聞いたりしないこと。

急がず休憩をはさみながら進めることで、より良い結果をより早く得られます。急がば回れ

 

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■関連記事

同様の記事はたくさんあります。

「あなたのミックスをダメにするいくつかのミス」 

 

 

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