DIY、工作、自作に関する記事のための資料です。
(2023年2月5日更新)
■クソ音響機材を買うくらいなら、DIY環境を充実させろ!
音楽やるなら将来的には自作しか無いんですよ。
- 部屋の音響改造
- 机の自作・改造
- 機材の設置棚を自作
- ギターを削って加工
そういう時に備え、工具を買い、使い方に慣れておくのは「音楽的にも」正しいんです。DIY工具とノウハウは必ず役に立ちます。
なんとなく新しいプラグインを買うくらいならホームセンターに行きましょう。
■木材の調達
通常のホームセンターでは、ナラ材など普通のものしかありません。
大きな机や棚ならそれでOKです。
ただし、文具系の細かい工作には向きません。
大きくて運搬が大変です。
郊外に住んでいる人なら大きな車を持っていて運べます。
ホームセンターでは軽トラックの無料貸し出しを行っていることもありますが、不慣れな運転リスクを考えると推奨したくありません。
ホームセンターのお店によっては「店内で購入したものに限り、店内で切断無料」ということもあります。近隣のホームセンターの詳細を確認しましょう。
・試作用の木材
近所の工事現場で「木の端材(はざい)をください」と言えばゴミをもらえます。
これぞ真のSDGsですね。
・本番用の木材
ヤフオク等で木材業者の端材(はざい)を買うのが良いです。
端材(はざい)とは、高級家具を作った際の「あまり」です。
大きな業者にとってはゴミですが、DIYなら小さいほうが助かります。
ヤフオク! -ウォールナット 端材の中古品・新品・未使用品一覧
業者によって送料がまちまちなので、送料を含めて予算を組みましょう。
木材はナマモノなので、反りや汚れ、気に入らない木目があります。
そこまで要求するととんでもない予算が必要になるのであきらめましょう。
「どの素材が良いか分からないけど、良いものが欲しい。お試しで少量いろいろ」というワガママなあなたは
高級木材詰め合わせ系を買えば大満足のはずです。
ぶっちゃけマウスやキーボードの工作ならこれで十分。
■工具
・木材の大雑把な切断
大きな木材から、おおざっぱに切り出しをする時には適当なものでOKです。
ぶっちゃけ100円のでOK。
・木材の細かい切断
細かい工作をするならピラニア鋸があるとものすごく便利。
他は普通のカッター。
・紙やすり
ちょっと高いものを買ったほうが絶対に良いです。
安いものはノリが手についてベタベタしたり、あっという間に使えなくなったりします。
また「両面使用で繰り返し使える」ものもNGです。コスパが良いことをウリにしていますが、仕上がりが不満です。
セットで数枚入っているタイプも絶対にNGです。
こういう木工の場合には、
#150
#400
#1000
の3種あればOKです。
それぞれ数枚買って起きましょう。予定の枚数より1枚多く買いましょう。
ケチって古いものを使い続けるより、すぐ新しいものにしたほうが圧倒的に楽で速いです。
紙やすりを入手したら、まず「チューインガムの大きさ」に細切れにしましょう。
・紙やすりは細切れにしておく
連続してカッターを使う際、不要な雑誌や通販カタログを下敷きにして切断するのが便利です。紙やすりを細切れにする時に便利です。
■工作台
細かい切断やヤスリ研磨では下敷き・工作台が必須です。
予算に余裕があるなら、専用の工作台を購入しますが、スーパーで適当なダンボールをもらって制作しても良いです。
適当な安い木の小さなテーブルを買うだけでも工作が一気に楽しく、便利になります。
・理想の工作台(「ギョーカイ標準」ネタ)
理想は本格的な工作台ですが、個人で買うのはかなり狂っているかも。
https://www.office-com.jp/products/list5623.html
スカイプなどでDIY雑談をしていると「これ欲しいよな!」って話になります。
マジな話をすると、DTM用途だとかなり重たいものを置くので見た目だけの貧弱なデスクよりも、こういう工作台の方が最適では?と思います。
歪みもガタ付きも出ないし、上に登って天井の音響工事もできますよ!
・バイス(まんりき)、クランプ
バイス(万力(まんりき))があるとものすごく便利です。
が、そもそも万力を固定する大きなテーブルが無いとダメなので、環境を良く考えましょう。
小さすぎる万力はほぼ役に足りません。
「予定より1つ大きなサイズ」を見据えて、それがムリならそもそも万力をあきらめてがんばりましょう。
大きいバイスを設置できない時は「クランプ」で代用しよう。
あると無いとでは作業の快適さがまったく違うし、クランプは接着剤か乾くまでの固定で大活躍する。
それすら無いなら洗濯バサミでも良いよ!
■接着
両面テープというと、誰もがコレをイメージするはずだし、たぶんどこにでも売っています。
これは学習・事務用途で、薄い紙を貼り付けるもの。
工作用途には弱すぎるので25点!
↓
買うべきはこっちです!
強力、10mm幅。バランス良くDIYでは使いやすいです。100点!
こっちは強すぎ。貼り直し時に素体を破壊することもあります。
ただし、厚みが異様にあるので不向きなケースも多発します。75点。
上の青が汎用性においてベストだと思っています。(他に良い製品が見つかったら随時編集します。たぶん。)
■瞬間接着剤
絶対に2種類、それぞれ2個をまとめて買うこと。
1本だけだと、保管ミスで固まってしまった時に作業が停止してしまいます。
未開封を常に1本キープしておくと、万が一ダメにしてしまった時でも安心です。
この「常に1つストックしておく」方法はDIYに限らず、人生においてあらゆる場面で役立ちます。まじで。
・ジェルタイプ
細かいパーツを接着する時に使います。
液垂れしないので非常に使いやすいです。
はみ出した分はカッターで切ります。
ヤスリで削ると逆に粗が目立つ結果になることが多いので妥協しましょう。覚悟しましょう。
・液体タイプ
木材を修理する際には「液体タイプ」を染み込ませます。
木材を薄く加工していくと、割ってしまうことがあります。
もう一度削り出しをする時間を考えるととんでもない時間ロスになるので、接着して修理しましょう。
そのまま1個を完成させてから、2個目で完璧な削り出しに再挑戦しましょう。
液体タイプは本当に流れていくので、手につけないように。
瞬間接着剤をあまり使ったことが無い人や、自分が不器用だと自覚しているなら、「はがし液」も買っておきましょう。
とはいえ、瞬間接着剤は過剰な場合もあるし、剥がす時が大変なので、下の「通常の接着剤」も数本常備しておくとリメイクが快適になります。
■通常の接着
ギョーカイ標準、G17。
と言いたいところですが、宅内DIYでは「透明クリヤー」の方が絶対オススメです。仕上がりではみ出しても許せるので。
速乾タイプは使いやすいです。
コニシの「ウルトラ多用途 SU ソフト クリヤー」が個人的には使いやすく、ヘビロテしています。
どれがアタリなのかは正直わかりません。
数本使ってみて、使い心地の良かったものをまとめて10本くらい買っておけば良いと思います。
使ったことが無いのに最高のものを選ぼうとしてもムダです。
メーカー曰く、細かな用途の差で使い分けるべきとのことですが、しょせん宅内DIYですから何でも大差ありません。
(気が向いたら加筆します。)
■カッター
普通のカッターだけで十分です。
木工ではかなり硬いものを扱うことにもなるので、精密工作用のナイフはあっというまに壊れてしまいます。
・彫刻刀
目星をつけたものより1ランク良いものを買いましょう。
安い彫刻刀は本当に酷い質です。