ちょっとしたデザイン話。ガチにやりたい人はこんなブログ読んでないでちゃんと勉強しましょう。音楽家が片手間に作るロゴ等のデザイン話です。
雑記カテゴリ。
(2020年5月12日)
■カーニングって何?
文字配置の微調整によるデザインのことです。
もしあなたがCDジャケットデザインや動画用のデザインなどをやるとしたら、カーニングに気をつけてみて欲しい。ちょっとした調節だけで印象はガラっと変わる。たとえ専門家の目ではなくても、「なんとなくビシっとしてる」印象になるのだ。
詳しくは専門家のサイトにおまかせするので、とにかく読め。
■知人の配信用ロゴを作っていた
で、今回やったことがこれ。
最初に作ったもの 。
前回の配信の最中に超やっつけで作った。
今日の配信画面で印刷したものを壁に貼って使ってくれていた。
で、細部が気になったので今日の配信中に修正したものが下。
・カーニング
気になった点は3つ。
- 「5」が低い(トラッキング)
そのため全体的に右下がりに見えてしまう。 - 「5」の影部分が切れている(印刷余白指定ミス)
- 「9.5」の横間隔(リーディング)
修正した。
手持ちのフォントを使っただけのデザインだと、こういうことが起きる。
昔買った安いフォントだということもあるし、そもそもフォントを流し込むだけだとロゴデザイン的にナンセンスになりやすい、という事情もある。
上(2)で注目した印刷範囲の見切れは、使ったツールがWordだったことによる。Wordでは文字そのものの位置が右端だと、そこに追加された影は外側になってしまい、印刷されないバグがある。(仕様とは言ってほしくない!)
(なおWordでは拡大縮小をすると、デザインの一部が崩れる。過剰に神経質になっても意味は無いです。ちゃんとやりたい人はちゃんとしたツールを使いましょう。)
修正後をもう一度。
若干「9.5」が詰まりすぎかな?と思えないでもないが、それは影が濃いからだと思う。文字本体の真っ黒の部分で見れば、「.」に対して9と5は目測では同じ距離。紙に印刷したものを配信画面で見ると、影の部分はかなり薄くなる。
ためしに影を薄くするとこうなる。
大丈夫だ。問題無い。
いや、そりゃまぁガチに言えばこんなのじゃダメなのは分かってる。
そもそも左の「Crossover」のフォントの都合で、Cが閉じて見えすぎるとか、「Cとr」「eとr」ももっと近づけるべきだということは分かってる。
あとロゴ下にある小さいURL(遠目に見るとアンダーラインに見える)の左右位置が合ってない。などの問題はある。
でもそこまで詰めるなら遊びじゃなくなる。
遊びじゃない時はそういうところも頑張ろう。
・文句があるなら自分で作る
が、何より大事なのは、
『とりあえず試作品を作る』
『一番悪い点から直す』
ということ。
これを否定する人は物作りを何も分かってない。そして『文句があるなら自分でやる』ということだ。
そもそもこのロゴだって、本人が作ったものがあまりにもダサいから、お付き合いサービスでパパっと作っただけのものだし。
■山兄さんの弾き語り配信はこちら
ボサノバを主軸に、個性的なオリジナル曲、YMOアレンジなど。
非常にハイクオリティです。
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