みんなプラグインを買いすぎだと思うし、プラグインの話題ばかりで大丈夫か?と思う。そういう話題ばかりのコミュニティ、人付き合いから脱することが上達への第一歩です。
(2020年7月28日更新)
■まずはこれらを読む
(海外記事)「プラグインを買うのをやめる3つの理由」
当ブログの過去記事でも似たようなことを書いているので、まずはそれを紹介。
eki-docomokirai.hatenablog.com
eki-docomokirai.hatenablog.com
■理由1「そもそも必要ない」
「現在のDAW付属プラグインだけで必要な道具はすべて揃っている」と解説されています。
付属だから音が悪いということは無いです。
ちゃんとしたスキルが身に付いていれば付属で十分です。
まぁ、高いプラグインを買えば「自分の音がクソなのはプラグインが付属だから」という言い訳できる理由が無くなるので、真剣に努力するようになるという効用はあります。
その努力の内容はみんなすでに知っていることです。やらなきゃいけないと知っているけど、適当な理由をつけて逃げてきたことです。
つまり、「お友達や先輩ではなく、プロから教わる」「地味だけど具体的な努力をする」という当たり前の王道です。
■理由2「多すぎる道具は判断力を低下させる」
様々な状況に対応できる最小限の道具を使うべきだと紹介されています。
複雑で派手なことではなく、確実性のある実装をすることです。
散らかったデスクトップやキッチンが使いにくいのと同じで、シンプルにまとまって実用的な環境を構築することです。
ただし、いくつかの道具を実際に手に入れて、試すことは重要です。試した上で「これは要らないな」「古い道具を捨てて、新しい便利な道具にしたら、未来の時間を手に入れられるぞ」と思ったなら、思い切って乗り換えるべきです。
古い道具にしがみつくのは悪癖です。
いつまでも古いシーケンサーを使っている人や、古臭い外部音源を後生大事に抱え込んでいる人は要注意です。
■理由3「お金の使い所を間違っている」
プラグインは酔っ払った状態でもだらしない格好でも、自宅PCから手軽に買えます。
音響設備やレッスンでの成果を求めると、準備をしっかり行い、冷静な状態、万全な状態じゃないとダメです。
酔っ払って衝動買いしたものが役に立つわけがありません。
■編者補足
とはいえ、付属だけだと明らかに使いにくかったり、音が劣る箇所もあります。
現時点でのCubaseで言うと、リミッターの音は明らかに悪いです。音圧を上げたいならそこそこのリミッターを買うべきです。Waves L316でも良いし、Ozone Elementでも良いです。どちらも非常に安いですし、使い方も非常に簡単です。
また、近年はダイナミックEQも安価で買えるものが増えてきています。使い方はちょっと難解ですが、要領さえ覚えてしまえば通常のコンプやEQを組み合わせた手順よりもシンプルになります。
eki-docomokirai.hatenablog.com
ダイナミックEQを筆頭とする、モダンなプラグインを導入することには大きなメリットがあります。
ミックスの大きな手助けとなる高機能なアナライザーも入手するべきでしょう。学習効率が劇的に高まります。
eki-docomokirai.hatenablog.com
これらの道具はいち早く導入することを強くオススメします。
付属プラグインにこだわることに価値はありません。
あなたの音楽にお金を出す人は「付属だけで作られた曲だから買おう」とは考えません。
付属縛りの技術力を褒めてくれるのはあなたに1円も払わないDTM仲間だけです。
■レッスンのご案内
最小限のプラグインだけでもちゃんと作れるようになるための総合的なDTMレッスンを行っています。
eki-docomokirai.hatenablog.com
音楽理論の実践的な扱い方、聞き手を引きつけるアレンジのテクニック、面倒なミックスの時間を劇的に短くするバカバカしい方法などなど、受講者からは大変好評です。
私はCubaseを使っていますが、他のDAWでも全く問題ありません。
詳しくは上リンク先記事で。