eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

あなたのミックスを殺す5つの神話

海外ミックス記事の紹介です。

気が向いたら後で加筆します。

(2018年5月16日更新、編集中)
(2018年5月28日更新)

 

  ■元記事

http://behindthespeakers.com/5-mixing-myths/

behindthespeakers.com

「」

同サイトでは会員登録すると"35 Mixing Mistakes You Don't Know You're Making..."という無料資料 が読めます。他にもさまざまな資料が公開されています。非常に素晴らしい内容なのでぜひ!

 

 

■要約と解説

・1,盲目的にハイパス(ローカット)しすぎない

「どう削るか?」を考えると同時に「どう残すか?」を重要に考えてみよう。

 

・2,キックやベースにもリバーブを追加して良い

ミックスでのリバーブの効果の1つとして「なじませる」効果がある。

キックやベースなどに「絶対にリバーブしない」というのは初歩の知識。あるいは原則的なものでしかない。低音担当楽器があまりにも浮いているならリバーブを試してみよう。

日本で、特にDTM系で流通しているミックス話だと「キックとベースはセンターですよ^^」と当然のことのように書かれいてるのがほとんどですが、それは基本の話、初歩の原則の話でしかありません。実際に市販の(メジャーレーベルの)曲を計測してみれば明らかです。M/Sでミュートしてみれば明らかです。

ついでなので、国内DTM系で広く言われている「センドで使うんですよ^^」も初歩の原則の話でしかありません。

また、ベースについては、ベースアンプシムでルームが追加された音になっているものもあります。手持ちの音源の出音を解析してみてください。それ本当にセンターだけですか?

その他、原文にもっといろいろ書かれています。

 

・3,付属プラグインでも構わない

「付属プラグインだからダメだ」というのは幻想です。「WavesとかUAD(等)に変えたらコンペを通るようになった」というのは、お金を出して導入したプロも使ってる道具を使うことによって、心理的な逃げ場が無くなったからちゃんとミックスするように本当に努力したからです。

20年前ならいざしらず、今の時代の普通のDAWの付属プラグインは相当な性能にグレードアップしてきています。(エフェクト専門メーカーと提携していることもあります。)

 

・4「あっちのDAWの方が優れている」と考えない。

DAWの違いはワークフローの差であって、サウンドの差ではない。

新しいDAWの使い方を覚える間にできるもっと大事なことがある。

 

・5,DAWプラグインだけじゃダメ?

そんなことはない。 本当に決定的な違いを生み出すのはアナログ機器ではない。

実際にトップミキサーはDAWの中(BOX)で仕上げている。(Andrew Scheps、Dave Pensado、Serbanなど。)

それは妥協ではなくてです。

余談ですが、実機を導入したとしても、それは破損します。繊細なメンテが必要です。修理中に同じモデル名の道具を使ったとしても、個体差があり、同じ音になりません。また、電源ノイズの強い影響を受けます。

 

 

--------------------

 

■デジタルでアナログサウンドに迫るコツ

せっかくなのでもう1つ。

theproaudiofiles.com

こちらのサイトでは会員登録で多くの資料を読むことができます。

 

■要約と解説

・1,歪み(ディストーション)の付加

DAWでは「透明な」エフェクト効果だけが起きます。

それは良くも悪くも「透明」なので、自分でディストーションを設計する必要があります。

サチュレーターなどで付け足す必要があります。いわゆる「色つけ」です。

 

・2,フェーダーによる大胆な作業

フェーダー操作はDAWのオートメーションのように正確に動かせません。

フェーダーワークでは「ここからちょっと上げよう!」と思っても、その少し手前から持ち上がってしまったり、遅れて持ち上げたり、上げすぎてからちょっと戻すことがあります。

 

・3,DAWは目に頼りがち

全てのデータが目に見えてしまっているので、必要以上に神経質になってしまいます。デジタルミックスは人を神経質にする装置です。

 

・4,DAWは細かい操作ができすぎる

神経質になり、目に情報が入り、それらを修正したくなります。

もし視覚情報が無かったらそれらに気がついたでしょうか?

 

・5,アナログ機器は不便だから工夫する

最大の誤解は、アナログサウンドはアナログコンソールの音だという誤解です。

「アナログサウンドとは何か?」→『百戦錬磨の職人ががんばって作った音です!』

ポンとアナログギアを導入しても素人の音のままなのは当然です。それはBOX(DAWプラグイン)でも同じことが言えます。

 

--------------------

■最新プラグインを買うことは音楽行為のほんの一部でしかない

説教臭い言い方になってしまいますが、DTMの新製品情報なんか調べてる間にこういう優れた記事を読んで勉強するべきです。

プラグインを1つポチったら資料を1つ読む(買う)、という習慣づけがお手頃だと思います。

たとえ英語が分からないとしてもです。海外通販サイトで買い物をしてアクティベートができるくらいなら、それはすでにある程度の英語ができているわけですから、ちょっと頑張れば読めるはずです。

 

良いプラグイン製品には良いマニュアルがついていたり、そのメーカー自信が多くの使い方TIPSを公開しているはずです。そういうのもちゃんと読みましょう。

 

シンセやエフェクタの基本は「とりあえず触ってみる」のが重要ですが、説明書をちゃんと読むことも大事です。どういう時にどういう使い方をし、どういうサウンドを目指すべきかがちゃんと説明されているはずです。

このことのみについて啓蒙する記事もあるくらいです。URL忘れた。あとで追記します。たぶん。また、いくつかの海外プラグインメーカーに翻訳許可申請中でいくつかはすでに許可を得ることができています。もうしばらくお待ち下さい。もしくはレッスンで口頭で説明しています。

 

ただ適当に新作プラグインをいじるだけではなく、まずは道具の正しい使い方を身につけるべきでしょう。「このボタンってそういう効果だったのか!」「そんな設定方法があったのか!」と驚くことになるはずです。仕組みを理解すれば、より優れたアイディアを引き出せるかもしれませんし、新しくプラグインを買い足さなくても、すでに持っているものでいろいろできるかもしれません。(あるいは付属でも全く同じことができるかもしれません!)

 

あえて書きますが、私がレッスンをやっていて色々な人の現状を多く見聞きしているのですが、ほぼすべての人が「宝の持ち腐れ」な状態だと言わざるを得ません。すばらしく良い高価な道具を持っているにもかかわらず、根本的にそれらの使い方を誤っています。

あと、憧れのプラグインを買うのは素晴らしいことではありますが、同等あるいはそれ以下の価格で、より優れたプラグインがあるかもしれません。

最新のものは高性能PC向けに作られているので、異常なほどの負荷がかかったり、容量が異様に巨大だったりします。確かに「最新!最強!」なものを手に入れたことには間違いありませんが、その「最新」はあっという間に後続に追い抜かれますし、「最強」は負荷も使いにくさも「最凶」かもしれません。

別の角度から見れば、軽量コンパクトに設計された付属プラグインで一貫性のあるワークフローを組めることもを考えれば安定性も含めて最強だと言えます。

 

--------------------

■ご案内

当ブログではその他にも海外ミックス情報を紹介・翻訳しています。

興味のある人はカテゴリからどうぞ。 

 

また、レッスンでは記事にしていない情報を含めて、ひとりひとりに最適化した対話形式でアドバイスをしています。お気軽にお問い合わせください。

docomokiraiあっとgmail.com

もしくはスカイプ docomokirai

© docomokirai 2017 無断転載を禁ず