eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

逆の手順で行う「トップダウンミキシング」と最小限のトラックで行う「ステムミキシング」

まず大雑把に解説。細かい話は末尾にて。

わかりやすい状態を保つため、短い記事のままにしておきます。

説明が必要になった場合は別記事で補足します。

(2021年7月23日)

 

■概要

3つのモダンミキシング手法を組み合わせます。

  1. トップダウンミキシング
  2. ステムミキシング
  3. プリマスターの導入

いずれの方法もかなり以前から海外TIPSで語られている方法です。もし初耳だとしたら国内DTM「er」情報にどっぷり、エコーチャンバー効果にやられていることを疑うべきだと思います。

準備がちょっとだけ面倒なので、今やっている曲が終わってから、次の曲から導入してみてください。その後はテンプレート化しつつ改善を繰り返していくことをおすすめします。

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■すべての音はいずれかのグループを経由してからマスターに出す

普段扱うトラックを8つだけにします。

それらを仮マスタートラックを通過させ、最終マスターに流す。

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ポピュラー系だとこう。

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オケ系だとこう。

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いずれも8つ程度のグループにまとめることを目指す。

もしまとまらないなら、サブグループを経由させる。

どうしても分類不能になったり、細かく分けたくなるはずなので「Other」という何でもぶち込み場所を作っておくと便利です。

 

イメージとしては、

  • (マスター)私立ミスカトニック小学校
  • プリマスター)校長先生、代表者
  • (グループ)1年生~6年生の6グループ+教員グループ+父兄PTA。計8グループ
  • (個別トラック)クラス担任が問題児を分からせる

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実用性を考えると、「Voとそれ以外」の2トラックだけにした「Pre-PREMASTER」があっても良いかもしれません。実際便利。あとはご自由に。

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■ミックス手順1、PREMASTERで大雑把な最終音量を決める

どうせ「そういう音量」に仕上げるんだから、仮で適当なマキシマイザを通してしまう。-8LUとか-14LUとか、良く聞くあたりの数値で。

その数値の根拠として参考曲を用意する。

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仮の音圧上げで寄せきれないことが多いです。

そういう時はREFERENCE(参考曲)の音量を少し下げましょう。

 

プリマスターを挟むメリットは下記事で解説。

eki-docomokirai.hatenablog.com

とにかくマスターでは何もしない。絶対に音を変えない。

これによって参考曲をすぐに聞いてチェックすることが可能になります。このメリットは極めて大きいです。

 

■ミックス手順2,グループ内の一括処理でそこそこ仕上げてしまう

近年のプラグインは高性能・高品質だからグループ処理を担当させて問題無いです。崩れるようなことはまずありません。

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グループ一括処理をやっていて「この音だけどうしてもコンプに変に引っかかって邪魔だなぁ」と思った時だけ、個別トラックに行って修正します。

 

■メリット

どうせグループで処理することになります。

どうせ音量を潰します。

だったら先にやってしまいましょう。という方針です。

 

こういう構成にしておくと、トラック数がどんなに増えても怖くないです。

 

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