Windows11環境のCubaseで古いフォントが使えなくなったので代替手段を探していました。
(2023年5月23日)
■なぜCubase内のフォントでやらないのか?
Cubase内のスコアフォントは棒とマルが別なので、この目的では極めて使いにくいです。
過去には別の音楽フォントを使って表記していたのですが、Windows11のCubaseでは古いフォントの一部が使えなくなっていたので代替手段を探してみました。
なお、使えなくなったフォントはXG Worksのフォントです。
(XGmusic.ttf , XGmusic2.ttf, XGmusic2_0.ttf)
Windows11 環境でも他のツールでは問題なく表示できているので謎。
■準備
まず音楽用フリーフォントをDLします。
ガチ使用の音楽フォントとしては貧弱ですが、余計なライセンス制約が無いのでこれでOK。
・記号フォントの文字列を調べる
文字列を調べます。
abcdef....ABCDEF....123456....という感じでサンプルを出力。
ここからテンポ表記に使いやすい文字のみをCubaseスコア設定内につっこむ。
WQE=124567890がよく使う文字です。
スコアに設置するとこう。
しかし、このフォントの数字はクセが強くて読みにくいです。
標準的なTimes New Romanで「=136」を作ります。
「スコア > スコア要素の整列」を使って位置を整えます。(頻繁にCubaseでスコア制作をする人は、いくつかをショートカット化しておくとザクザク整列できるので便利です。)
この方が読みやすく、標準的だと言えます。
BPM=136と書いてあるより、クラシカルな雰囲気に仕上がります。
対案として「MM=120」(メルツェルメトロノーム)という表記も正しいのですが、一般的とは言えないでしょう。
・ツールバーへの登録
2つの登録が必要になりますが、並んでいればなんとかなるでしょう。
■なぜグラフィック記号でやらないのか?
グラフィックで用意するという手もあります。
ただ、グラフィックで用意すると、フォントサイズ(=楽譜サイズ)を変えた際に細いピクセルの縮小表示が誤作動して印刷されないことがあるので、かなり慎重に設計しなければならなくなるでしょう。
Cubaseでスコア制作を貼り始めた超初期にはグラフィックで作ったこともあるのですが、汎用性が低すぎたためフォント組み合わせにしています。