eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

リモートで耳が痛くなる人のために

リモート業務で長時間のイヤホン装着を強いられる人向け。iPhoneのイヤホンにスポンジを装着すると、非常に快適になります。

他、ケーブル取り回しのための簡易DIYについても書いておきます。

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(2021年2月4日)

 

■はじめに

「耳が痛い」「イヤホンが合わない、すぜる」という問題を軽減することを目的にしています。ケーブルの取り回しの距離と角度にもよりますが、ケーブルが体に触れないのでタッチノイズが気になることも無くなります。

デメリットは「机を傷つける」「ケーブルが磁界に曝される」「極端に重たいヘッドホンケーブルは支えきれない」の3点です。

 

出費は数百円。

 

■一昔前のiPhone付属有線イヤホンにスポンジをつける

価格は2111円。(2021年2月4日時点)

以前調べた時は3000円以上だったので、値下がり傾向。 

Apple EarPods with 3.5 mm Headphone Plug

Apple EarPods with 3.5 mm Headphone Plug

  • メディア: エレクトロニクス
 

DTM用途としても、それなりの音質を確保できますし、外の音も若干聞こえるのでおすすめです。そもそもこのモデルはやや低音が強いので、スポンジを挟むことで快適なバランスになるとさえ言えます。民生品での再生をチェックする上でも欠かせないイヤホンなので、数個買っておいても損は無いと思います。

 精密な音質チェックを必要としない作業ならベストなモニター機器だとさえ思っています。大きなヘッドホンを使い続けることによるハゲのリスクも低減できます。お、俺はハゲてねーし!まじで!念の為に追記しておきますが、ボーカル録音時にはイヤホンからの音漏れの恐れがあります。

もちろん後発品の無線イヤホンでも可能です。無線イヤホンの形状が耳に合わなくて使っていない人もどーぞ。

 

耳穴につっこむ「カナル型」ばかりになってきた中、このiPhone付属イヤホンの「耳穴の手前に置く」タイプは本当に貴重です。

 

・スポンジはこれ 

20セット入っています。( 写真はイメージ。)

こいつを装着するだけで、耳の皮膚のダメージを大幅に軽減できます。

オーディオショップで売っていることもあります。

安いものは「中国製だから大きさが合わない」と憤慨する人もいるようですが、そんなことは全くありません。国内オーディオサプライ品でも合わないことがあります。

 

 

・スポンジ装着のコツ

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スポンジはやや小さいので、

  1. 上下左右に数回引っ張って伸ばしておく
  2. イヤホンと重ねて一緒に摘む
  3. 思い切り引っ張って半面にかぶせる
  4. かぶせた半面を摘み、反対側を引っ張ってかぶせる

20セット入っているので、数個を破壊する前提で練習しておくと良いです。

慣れれば新品のスポンジでも数秒で装着できるようになります。

どうしても手が不器用でうまく取り付けられないなら、ハサミで切り込みを入れてしましましょう。

 

 

スポンジ装着した例はこういう感じ。同郷の知人ギタリスト、ヤマアニさん。


ヤマアニ 情事

数年前にスポンジ装着を紹介した後はずっとこのスタイルで配信をやっているようです。

演奏中の動きを観察してみてください。ついでに曲も聞いてあげてください。歌詞はいつもこんな感じで下品だけど気にするな。

 

しばらく使っていると汚れてくるので取り替えましょう。

気にしない人は洗って再利用もできます。

イヤホンへの装着が ゆるいと感じるなら、お裁縫で糸留めしてしまうのも良いでしょう。私は一時期そうしていました。

 

・(写真無し)900STのイヤーパッド加工

やや難易度が高いですが。

イヤーパッドを外し、内側の形状に合うようにダンボール等を加工。

ダンボールを挟んだ状態でイヤーパッドを再装着。ややきつくなりますが。

こうすると、イヤーパッドの中に耳たぶを全て突っ込めるので快適性が増します。

 

ただし、言うまでもなく耳の形状は大きな個人差があります。適合しない人もいることについてはご容赦ください。

また、音楽仕事の出先でレンタルされる同モデルを同じコンディションで使いたい人には向いていません。イヤーパッドと耳の距離などが変わるので、音が若干変質するのは当然です。

 

■配線を快適にする

ケーブルを机に軽く固定できるようにします。

必要な道具は「ボールチェーン」「ビニールタイ」「磁石」「瞬間接着剤」

ケーブルを引き回す距離によって1~3箇所に施工することになります。

 

最終的には下画像の状態になります。

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「ケーブルへの負担をできるだけ小さくする」

「手が引っかかっても怪我をしない」

という2点を重視しています。

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ケーブルに磁石を接近させるので、神経質な人はおやめください

もし磁界の影響が気になるなら、ビニールタイを数本使って距離を離せば良いでしょう。

もし数センチ離しても磁界や電磁波が音に悪影響を与えると言うほど神経質なら、付近のWIFI等を遮断するために壁に鉛を施工するべきです。というか室内にスマホ等を持ち込んでる時点でね。ともかくこの程度の磁力では何も変わらないから大丈夫だってば。

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■取り付け位置の仮決め

両面テープを使ってベストな位置を模索してください。

いきなり瞬間接着剤で行くと後悔することになるはずです。

 

・ボールチェーン

上の項目にある写真で見えているものは、セリアで売っていた黒のボールチェーンです。お裁縫、自作アクセサリなどのコーナーに置いてあります。

様々な素材を試しましたが、ボールチェーンが磁石に適度に食い着く感触は感動的ですらある。本当に何年もいろいろ試して行き着いたのがこのボールチェーンなんです。まじで。

 

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磁石にくっつく材質のものを探してください。

www.amazon.co.jp

磁石にくっつくかどうかは通販のものだと判別ができませんし、問い合わせにも応じてもらえないことがあります。

店内で売っている磁石をアクセサリ素材売り場に持っていって片っ端から試しましょう。

・ビニールタイ等の結束具

「あれなんて名前なの?」でおなじみの、ひねって止めるアレです。

ec.midori-anzen.com

わざわざ買わなくても、何かを新品で買った時についてきたものが家のどこかにあるはず。

もちろんビニールタイではなくても構いません。糸、ヒモ、リボン、針金。何でも良いです。ビニールタイは位置を再調整するのが楽ですし、ケーブルを幅広くソフトに包めるのでベストだと思います。

 

ビニールタイの内部の金属の質によっては、ボールチェーンの代用にできなくもないです。が、柔軟に動くボールチェーンは磁石に吸い付きやすいですが、ビニールタイを曲げて引き寄せるほどの力はありません。

この記事に書いている組み合わせは、私が長年かけていろいろ試した末のものなので信頼してください。本当にかなりの数の素材をテストしています。

 

・磁石

小型のネオジム磁石、民生品で「強力」と書かれている数センチサイズのもなら何でもOKです。弱いものだと不用意にはずれてしまうことがあります。大きくて強力すぎると使いにくいです。

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なお、私が使用したのは、セリア(100円ショップ)の「強力マグネットフック」を分解して取り出した磁石です。

katemita.com

いろいろ試した結果、ベストだったのがこれ。

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普通にやるなら、同セリアの文具売り場にある強力タイプの磁石でも良いです。

セリアは強力タイプの品揃えが良く、面取り(カドの処理)も綺麗でした。上の画像で机に付けたものとは異なります。小さいものはちょっと力が足りないので、大か中が良いです。いずれも試し済み。

woman.mynavi.jp

 

もちろん磁石はホームセンター塔の道具屋にも売っています。

こだわりたい人は、イヤホンを耳にかけたまま立ち上がって引っ張った時の強度などを考慮してみてください。

面取り加工に不満がある場合には金ヤスリで加工することも可能ですが、当然磁石がヤスリに付着してしまうこともあるのでご注意を。

表面にマニキュア(透明トップコート)や木工用ボンド等を塗ってソフトにコーティングする方法も良いかもしれません。

・樹脂フック固定(重たいヘッドホンケーブル用)

磁石とボールチェーンによる固定の他、ケーブルフックを使う方法もあります。

私はこれら数種類を併用しています。

(画像左がセリアの磁石、中サイズ)

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また、細いイヤホンケーブルではなく、大型のヘッドホンのケーブルに対して使う際には強力タイプの磁石が必須です。弱い磁石だとまったく役に立ちません。

 

ケーブルフックは100円ショップやPCグッズ売り場などにあります。

はさめる太さは様々ですが、上の写真のように、やや狭いものを広げて「ゆるく固定する状態」がベストだと思います。強く固定しすぎるタイプだと、不用意に引っ張ってしまった際に機器の破損の恐れがあります。

 

磁石とボールチェーンを使う前は全て樹脂フックを使っていたのですが、引っ張る角度によっては事故が起きることもありました。どの方向に引っ張っても素直に外れる磁石式にしてからは本当に快適です。

 

・樹脂製フックの加工

ケーブルフックが机のカドにあると、手を滑らせた時に痛いことがあります。ヤスリやカッターで軽く加工しておくと快適になります。(ちょっとキケンな加工方法ですが、ライターの火であぶってカドを落とす加工がもっともなめらかになります。)

フックのサイズと形状によっては、ケーブルが深く食い込みすぎることもあります。そういう場合にはカッターでフック部を短く細くしてしまった方が良いでしょう。

 

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