PCキーボードのメンテをしていました。ついでにキートップを改造。
(2021年3月18日)
■キートップの加工
掃除の他、キートップの加工をやり直しました。
この種の加工は、キートップ中央にシールを貼る方法が一般的です。
家の中の小さなイライラを解消!100均「クッションゴム」の意外な活用法 - 片づけ収納ドットコム
が、中央にブツがあると、通常の文字タイピング時に邪魔になるので、キー端に出っ張りを付けた方が快適です。工作は面倒ですが、圧倒的に良いです。まじで。
Q、W、R、F、Vのキートップ端にプラ棒が接着されています。
コルクを貼ってあるのは昔からやっている改造で、特定のキーが非常にわかりやすくなります。
Alt横の「無変換」はキーアサインを変更してAltにしてあります。この方が手首の位置が楽になるので。キーアサイン変更ツールについては下の記事で紹介しています。
eki-docomokirai.hatenablog.com
なおこの変なキーボードについては過去記事で書いています。FKB1420というやや小さいサイズの薄型キーボードです。同じモデルを買い替えながら20年近く使っています。
eki-docomokirai.hatenablog.com
・表面にコルクシートを付ける
表面の質感が明らかに違うので、キー位置が非常にわかりやすくなります。
シール付きのコルクシートは100円ショップでも売っていることがあります。ホームセンターの資材コーナーに置いてあることもあります。
カッターとヤスリで表面とカドを加工すると、非常に手触りが良くなりますし、欠けることも無くなります。それでもカド欠けが怖い場合にはマニキュア(透明トップコート)を縁に塗っておくと長持ちします。表面に塗るかどうかは気分次第。最近は表面には塗らなくなりました。
コルクは汚れが付きやすいのでたまに交換しましょう。
この用途に合う質感のコルクはなかなか見つからなかったり、非常に高価だったりします。
オススメはドアの隙間につける用途で売っている圧縮コルクです。
下のリンク先記事で紹介されている商品など。
入手のしやすさと品質敵に、これが非常に良いです。
今回のメンテから一部のキーに導入しました。
・圧縮コルクの品質
圧縮コルクの性質・品質は本当にピンキリです。
私が知る限り、こういう用途で最も優れているのが、クラリネット等の楽器修理に使うラバーコルクシートです。キーが接触する部分に使うものです。
Buffet Clarinet Factory Tour - YouTube
この高品質コルクは模型やラジコン等、カメラなどのクッション用途でも活用されています。が、高いです。そのうち1枚買っておこうかなぁ。
・キートップ端にプラ棒を取り付ける
今までは細く切ったコルクをキートップの端につけていたのですが、今回のメンテでプラ棒に変更しました。
模型店に売っています。
1mmプラ角棒は指で温めながら押すとわずかに曲がるので、キートップの曲がった部分にも適合できます。
瞬間接着剤で固定。
あとはヤスリとカッターで仕上げていきます。
半分くらい削って0.5mmくらいの高さにしておけば感触が良いです。
カッターは「切る」方向ではなく、垂直に近い角度で当てて、刃の背の部分で「なでる」使い方が良いです。コツは急がないこと。両端は指でなでて引っかからない程度まで薄く仕上げます。
普通に削るだけだと表面がガサつくので、ライターで少し熱するか、マニキュア(透明トップコート)で仕上げるのが良いです。
どうやっても接着剤がわずかにはみ出してしまうので、極限まで綺麗に仕上げたい人は覚悟した方が良いと思います。
また、彫刻時にキートップに傷がついてしまいます。気になる人は丁寧にマスキングしましょう。
■シリコングリスは便利
他、キートップの差し込みにシリコン加工。
こういう用途の場合は無溶剤タイプのシリコンスプレーを、綿棒で塗布します。
クレCRCなどにも同等品はあります。(クリンビューの方が概ね安いです。)ホームセンターの多くで売っています。
マウス裏面への塗布や、ドアのメンテなどにも使える汎用性の高いものです。つけすぎ注意。
マウス裏面に使うと非常に良く滑るようになります。あまりにも滑りすぎるので嫌う人もいます。あなたはどっち派?
ティッシュに少し吹き付けてからマウス裏をなでます。しばらくマウスを裏返しで放置して乾かし、余分な油分を拭き取り、少し乾かします。
マウスパッドの質によっては変色することがあるので気をつけましょう。
MIDIキーボードの分解掃除の時にも使えます。粘り気の強いグリースを必要としない可動部分に使えます。
なお、ドアの鍵穴への使用については推奨されません。わずかな粘りにホコリがついてしまうからです。それは鍵にも付着し、衣服を汚してしまうことがあります。ドア鍵穴は鉛筆の芯を砕いたものを使った方が良いです。
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