eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

Cubase、最速でインサートエフェクトを立ち上げる方法

一部でアツい「Cubaseで最速でプラグインを立ち上げる方法」に対する私の実装方法です。

Pluginmanager.xmlの中身を書き換えて、最短の操作で任意のプラグインをインサートに立ち上げます。Pluginmanager.xmlの破損について、私は一切の責任を負いません。自己責任でどうぞ。

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(2023年4月21日更新)

 

 

 

 

■Pluginmanager.xmlって何よ?

 過去記事でこんなことを書いています。

Cubaseの設定ファイル「Pluginmanager.xml」の中身を書き換え、プラグインにニックネームをつけます。

eki-docomokirai.hatenablog.com

 

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これを踏まえて、今回の記事です。

以下

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■必要な条件

Cubase9.5でのみテストしています。他は知らん。Twitterとかで成功例を見かけたら追記するかもしれません。

 

プラグインマネージャ

プラグインマネージャに登録済みのプラグインでのみ可能です。

まずはCubaseの基本機能「プラグインマネージャ」にお気に入りプラグインを設置しておきましょう。

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上画像のようにフォルダ分けしたり、フォルダ名称で「----------」という区切り線を入れることができます。視認性が一気に上るので、これだけでも超便利です。

 

なお、同一プラグインを複数設置しておくことも可能です。

たとえば「Dynamics」にコンプを入れ、「Mastering」にも同じコンプを入れることができます。

メーカーごとに分類し、さらに用途で分類することも可能です。

プラグインマネージャをしっかり設定しておくだけでもインサート時間は大幅に短縮されます。

■コレクション内の設置順で反応させる

コレクション内で上にあるものが検索順位で優先されます。

 

たとえば「eq」でお気に入りの汎用EQを出したいなら、それを上にしておきます。

「eq enter」でTB_Equalizer_v4が立ち上がります。

 

コレだけで満足できないなら、以下を試します。

 

■ニックネームの実装方法

Pluginmanager.xmlを開き、

プラグインマネージャのコレクション名を探し、その中にあるプラグイン名を変更します。

検索でヒットさせやすい名前にしておきましょう。

 

私の場合だとコレクションフォルダ名は「EKI」にあるエフェクタはここで、

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その中にあるNeutron3の名前を "333_NNNeutron_3"に書き換えてみた。

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インサート上でクリック、プラグインマネージャが開くので「33」を押すと、Neutron3が検索に現れる。やったぜ!

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つまり、操作は「33」「Enter」だけで立ち上がったわけです。

 

・ミキサー内の表示名は変更できない

ただし、プラグイン表示名は元の名前が維持されます。

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エアプ的には.dllなどの中身を書き換えすれば「理論的には可能」と思われます。しかし、プラグインアップデートのたびにやり直すハメになるのが明らかです。可能だとしても将来のリスクがありますね。

 

 

あとは工夫次第で、常用するプラグインを最速で開くことが可能になるはずです。

 

■「左手Enter」で操作する

「3 Enter」や「eq enter」

の操作を左手だけでやりやすくするために、OSのキーアサイン変更をします。

forest.watch.impress.co.jp

これで数字の1~4とかEQとかの左手操作がスマートになります。

右手をマウスから離す必用がなくなりました。

 

Windows11以降であればオフィシャルのOS拡張ツール「PowerToys」で同様のことが可能です。

 

■よいこのみんなへ

うまく行かなくても私に言われても知ったことではありません。

あと、こんな使い方をメーカーがサポートするわけがないので、絶対に誰にも苦情を言わないこと。

 

こういう変なことを色々知っているので、Cubaseの変な使い方について談議したい人は随時連絡ください。

(対等な討議はお友達扱いなので無料。一方的な質問は有料レッスン扱いとして対応します。)

 

 

■その他、最速話、効率話に対する所感。

こんな記事を書いておいてアレですが、こんな小手先のことで上っ面の高速化を試みるより、作業全体の見直しの方が総合的に上です。

たとえば、オーディオ書き出しで多少の待ち時間があったとしても、その時間でトイレに行ったり書類書いたりすれば良いということです。

わずか数分の時間で可能な作業をあらかじめ分類しておく仕事能力も大事です。よく相談を受けるのはアマチュアの人から「仕事から帰ってからDTMやる時間がない」というお悩みです。これは連休の48時間にしかやる気が出ないのが問題なのではなく、1時間でやれる行動について何も考えていないのが問題です。音楽的能力の問題ではありません。

 

別の角度の話で言えば、集中力の問題。

ドタバタと多種多様な作業を飛び回るより、単一項目の作業を一気に行った方が心身ともに消耗は少ないです。

人間の集中力と体力は無限ではありません。むしろ最大のネックとなります。

 

また、疲れている時にやっても精度が出ない作業は「今それやっても後でどうせボツにするんじゃないの?」と思い直すべきだと思います。徹夜でミックスやって、ちゃんと仕上がってたことのある人は皆無のはずです。

 

「瞬間風速に意味は無い」というのはお金の話と同じです。

 

今まで結構な人数の実作業を見てきましたが、ほぼ全員が何か勘違いしているとしか思えませんでした。手先の速さはあっても楽曲制作のトータルでは遅かったり、やり直し回数が多すぎたり、音楽作品としてスッポ抜けている点があったり、キーボードを強く叩いているだけだったり。なんというか、ドタバタと駆け回ることが目的化しているようにしか見えませんでした。

 

効率化、高速化は確かに重要です。

でも本当に必要なのが何なのかを冷静に判断する能力じゃないかと思うんです。フィジコンで机を埋め尽くしている人とか見るといつもそう思います。なんか常に機材トラブル修復ばかりやっていたり、古いバージョンで作ったデータ再生ができるように維持していたり、何か違うんじゃないかなぁと。そこに明確な目的があるなら個人の自由ですが。

 

■過去職場でやったこと

昔勤務していたネットコンテンツ関連の会社で、オペレータの仕事を速くするために、各種ツールのリネームを導入させたことがあります。

いちいち目視で探すのではなく、「Winキー→1」などの操作で瞬時に起動できるようにしてあげただけで絶賛されたことがあります。あと基本ショートカットとか。

無知なオペレータはそういう工夫をせずにド根性だけで頑張っていることがあります。

頑張っているのは確かなのですが、そこは頑張らなくても大丈夫だよ、ということは結構多いです。

 

今回の「瞬時にエフェクトを立ち上げる」という談議も、StreamDeckを導入した人たちの話から始まったようなのですが、

www.elgato.com

こんなもん導入して机を圧迫しなくても、Cubaseの基礎知識を高めておけば汎用的な操作で対応できるよ、というのが私の考え方です。そりゃもちろんこういうものをポンポン買ってみたり、半年後に放棄してみたり、ということができるくらいお金持ちならそれがベストなんですが。でも、創意工夫を積み重ねてきたおかげでDAW関連のヘルプ等でも結構な収入を得られているので、レス・イズ・モアを貫こうかと思っています。

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