Cubaseハック。非常に不完全ながら、若干の利便を得ることができるかもしれないので記事にしておきます。
プラグインマネージャーの上で「のみ」ですが、プラグイン表示名を変更できます。
バックアップの上、自己責任でどうぞ。
(2022年5月19日更新)
■自己責任で。
必ずバックアップを行ってから試してみてください。
少しでも分からないなら絶対にやらないでください。
■Pluginmanager.xmlの場所と変更方法
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 9_64\PluginManager.xml
を開き、書き換えます。
Appdataは隠しフォルダです。隠しフォルダの表示方法を知らない人は別途調べてください。ここでは割愛します。.xmlの編集ツールについても説明を省略します。
SplineEEEEEEEEEEEQという名前にしてみた。
プラグインマネージャー上では名前が変更されていることを確認できます。EEEEEEEEEEQ!!
正常に動作しています。
ただし、ミキサーでの表示名は変更されません。当たり前ですが。
なお、日本語名をつけるとPluginManager.xmlが破損し、初期化されてしまいます。
たぶん半角英数であればOKなので、アンダースコア_やハイフン-などの無難な記号で装飾しても大丈夫です。
ミキサー内での表示名は変更できないので、プラグインを挿す時に見つけやすくする程度の運用にしかなりませんが、後続の人が革命的な何かを成し遂げてくれることを期待しています。(厳密に言えばDLL書き換えで変更できるんだけど危険すぎるので教えません。)
その他にも順番入れ替えなどはCubaseを起動していない時でもできます。
あとはxmlの作法に則って自己責任でトイライアンドエラーを繰り返していけば、ちょっと使いやすくなるかもしれませんね。
・Pluginmanager.xmlは起動中でも書き換えできる
ためしにやってみたら通った。
■実用的なリネーム例
独特すぎる名前のプラグインってあるじゃないですか。後で名前忘れちゃうような奴。
そういうプラグインには、汎用性のある名前を追加しておくと、常識的な単語でヒットさせることができるようになります。
例えばTB Pro AudioのVUメーター。
「mvMeter」という名前なので、『VUメーターを出したい』と思った時にすぐ出せないので不便。なので、下のようにリネームしておく。
検索で「VU」にヒットしてくれるようになります。
--------------------
他の例。
Meldaのオクターバーは「MBassador」という意味不明な名前だから、こうする。
プラグインマネージャでoctで検索すると一発で出てくる。
プラグインマネージャ内での順序を適切にしておけば、oct→Enterで高機能なMBassadorを優先的に選べるようになります。
そもそも名前と用途を忘れるほど大量のプラグインを入れっぱなしにしている時点でワークフロー的には負けですし、そういう人がプラグインを厳選するためにプラグインマネージャが存在するわけですが。
それでもなお、メーカーが格好つけたつもりで機能性を失っている例は多いですから、WavesとかFabfilterみたいに機能的な名前にそろえてしまうべきなのかもしれません。
まぁこんなこと書いてる時点でオクターバを起動しようとして、octで検索して付属のOctaverを起動してしまった後で「Meldaのあるじゃん」と思い出したわけで。
■愚痴
でも本当にやりたい、やってほしいのは、MIDI CCやオートメーションの表示名の変更です。Logicではできるのにね。
--------------------
■関連記事
eki-docomokirai.hatenablog.com
eki-docomokirai.hatenablog.com
eki-docomokirai.hatenablog.com
--------------------
■検索単語置き場
プラグインの名前の変更
リネーム
プラグインの表示名の変更