Pianoteq8が登場しました。一番安いStageでもマイク種類が増えたので買いです。8から追加されたクラシックギターについても少しだけレビューを書きました。
(2022年11月18日)(2022年11月25日、グレード表記の誤字を修正しました。一番安いのが「Stage」です。コメント報告ありがとうございます!)
■過去バージョンとの共存が可能
今までのPianoteqと同様、古いバージョンと共存できます。
8は独立したアプリケーションとしてインストールされます。
スタンドアロンで普段使いする人は、ショートカットアイコンの設定などをしておきましょう。
■余計な画面表示を消す方法
最安バージョンのStageで、余計な画面が増えています。
ピアノとコンサートホールの画像が追加されてしまいました。
ここを長くクリックすると上位グレード(StandardやPro版)へのアップグレード情報が出てきます。要するに宣伝広告エリアですね。
コンパクトに表示したいので消しましょう。
(特にピアノ練習専用に小さいノートPCをPianoteq専用にしている場合には、できるだけコンパクトな方が使いやすいはずです。)
・余計な画面の消し方
スタンドアロンの場合は、
メニューバーの「Windows」を押し、
「Use Compact Interface」を押します。
プラグインとして起動した際は、
OPTION→General→ディスプレイサイズ設定→「Compact View」
このように従来の表示スタイルに戻せます。こういうので良いんだよ。
■新機能「NOTE EFFECT」
これはギター用の機能です。
ギターを購入しない人は触る必要はありません。
自動ビブラートや、ソフトタッチのための機能です。
■楽器の画像
どーでも良いツッコミですが、コンサートホールでこの向きでピアノを設置することはまず無いのでダサいと思います。
ピアノのモデルを変更すると画像が変わります。
モデル設定によってはスタジオレコーディング寄りのサウンドであることも明示されていますね。
チューブラーベルにダンパーが無いモデルだったり、チェンバロの3Dモデルのテクスチャと光源明らかに雑だったり、ちょっと残念感があります。
ところで昔からある無料追加音色の「ツィンバロン(右下)って何やねん」という人も多いことと思います。右下のがツインバロンです。でも、この向きだとどういう方法で演奏するのかもわかりにくいので、もうちょっと良い画像にしてほしいなと思います。
ツィンバロンについてはこちら。
演奏している様子とサウンドはこちら。
まず演奏できる人が皆無です。打ち込み音楽ならではの表現の可能性が高いので、いつかPianoteqでこの楽器を使った曲を制作してみたいと思いつつ10年以上たってしまいました。たまにちょっと弾いてみると楽しいです。
■クラシックギター(デモ版ためした)
8から登場したクラシックギター。
アクション部分に追加されているモジュレーション系の設定はこのギター音源のためということですね。
デモ版試しましたが、すでに他の音源を持っているのでたぶん買いません。
出音は結構良いですし、「純粋なクラシックギター」の音源は貴重なので、欲しい人はいるかもしれません。
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高い鍵盤で腕の位置を調整し、低い鍵盤で奏法を指定するスタイル。
まだあまり試していませんが、エクストリームな弦指定(低音弾いてから、一部の弦だけハイポジでハーモニクス)などはできないっぽかったです。
フォークやスパニッシュ等のストローク奏法はできません。たぶん。できたらすみません。その時は記事を訂正しますので、コメント欄等でご報告ください。
フレット部分にタッチすると白い丸が付き、発音されます。
ポジション確認などに便利かもしれませんが、いかんせんGUIパネルが小さすぎるので使いにくいと言わざるを得ません。
ヘルプ画面、簡易解説はこういう感じ。
鍵盤モードをピアノモードやハープモードにもでき、その際にはそれぞれの構造に従った出音ができます。つまり、ピアノ鍵盤モードなら全部の音を同時に鳴らせます。ハープモードでは半音階が不自由になります。ギターモードでは腕位置による制約がかせられます。
これらは全ての楽器で適用されます。
出音はかなり良いので、がんばればかなり良い演奏をさせることが可能かもしれません。しかし、ギター演奏としての設定項目がやや不足しているように感じました。また、特殊奏法やタッチニュアンスの変更ができません。Pianoteqハープの時もそうでしたが、ちょっと不足感があります。
■関連記事
Pianoteq7以前のレビューと使い方、設定についての記事。
オフィシャルからも褒めてもらった記事です。やったぜ!
eki-docomokirai.hatenablog.com