Cubaseのちょっと便利なメモ機能の話。
Twitter談義で案外知られていないんだなぁと思ったのでご紹介。
先々必要になるメモをDAW上に残せます。
地味に便利。
■今の作業での使用例
・編成メモ
今やってるのは吹奏楽の小編成用なので編成とか、
吹奏楽用の曲でついついやってしまのが「EbClaにすれば良いや」とか「ASax2人に押し付けよう」という書き方。今回はそれができないので非常にタイトな設計をしなければいけませんでした。
・打楽器編成メモ
他のメモ。
人数が少ないのでパーカッション奏者の移動設計とか、
生演奏が前提だとこれが極めて大事。
よく素人が冗談で言う「じゃあ俺カスタネットやるわ」というのは通じません。パーカッション奏者は複数の楽器を扱うのが普通です。
かといって曲芸のような持ち替えは御法度なので、適度に隙間を活かしつつ、持ち替えの時間や物理的な設置場所を考えなければいけません。
DTMだけだと何でもありだけど、将来的に生演奏用の曲製作をやってみたいならこういう設計が必須!
・todoメモ
休憩後にやることをメモる。
Ctrl+ホイールで一時的に拡大できます。
(この大きさを記憶してくれれば更に良かったのにねぇ。)
休憩から戻ってきた後や、再起動した後でどの作業から再開するべきか確実に分かるメリットは計り知れません。
とはいえ、私の場合は常備している紙メモを使うことが多いので、DAW上(というかPC上)にメモをすることはほぼありません。
ところで、休憩するたびに「とりあえず最初から聞いてみるかー」とやってる人はダメですよ。まじで。
諸説ありますが、演奏のリハーサルでも「とりあえず通しで」とやった時点で『時間の使い方が下手な人だ』という烙印を押されてしまうことさえあります。気をつけましょう。
計画無しにリハーサルをするのは多くの人の時間を奪い、最終的なクオリティを下げる行為です。1分1秒を大事にしましょう。
・ところで「重点」って何よ?
『ニンジャスレイヤー』に出てくる謎のスラングです。死ぬほど面白いのでみんなもニンジャスレイヤーを知るべき。
話を戻す。
■クラシック系じゃない音楽制作でのメモ例
- オーダー
締め切りメモや、提出形式などのメモ - 各種設計メモ
- 曲の設計、技術メモ、ミックス時のメモなど
- 作業を中断した時のメモ
先述の「戻ったらこの作業から再開」など - 思いついたこと、先々やりたいこと
今の曲とは関係ないこと、別の曲のアイディア - 今後の課題
などなど。
ちょっとしたメモを残すことで、今やるべきことに集中できるようになります。この辺はビジネス書、メモ術などを読むと良いです。特に専業音楽家の人は一般ビジネスマンよりそういう基礎スキルが劣っているので、ちょいちょい読んでおくと役立つ知識がたくさんあって驚くはずです。
■ノートパッドはどこにあんの?
直接操作する時はここ。
ショートカットの場所はここ。
これでOSのメモ帳やエクセルとか使わなくても良くなります。
もちろん専用のメモ方法のメリットはありますが、DAW上で瞬時に呼び出せるようにしておくメリットは絶大です。
なお、Melda等のプラグインメモ帳もありますが、日本語は非対応です。確認済み。
■他にも色々な機能があります
Cubaseのインストラクターやレッスンをやってる人、書籍を書いてるレベルの人でも知らなかったりする機能は多いです。
その他いろいろな機能があるので、質問したいことをメモしておいてもらえれば、レッスンでお答えしています。
曲製作レッスンのついでにどーぞ。