Cubase備忘録。全機能を覚えることもないか、と雑な運用をし続けてきたCubase付属のサンプラ。雑なストレッチだけなら内部でできるじゃん、ということで備忘録記事にしておきます。
(2023年1月31日)
■EDITタブ、AudioWarpでストレッチできる
まず概要図を。
拍あわせ加工。
末尾に隙間がある時はそこそこ丁寧にトリムしておこう。
今回はゲートスネアのお尻が切れてしまっていたので「ちょっとだけ伸ばしたいなぁ」と思ったので加工をしました。なかなか汎用サンプラにするのって難しいですね。とほほ。
同じ場所の設定項目で、ちょっと違ったスタイルのストレッチ。(パーセント加工)
たぶんこっちの方が汎用性が高いです。たぶん。
設定項目にシンクロがあるので、徹底的に作り込めばBPMに反応する便利なプリセットを作ることもできるはずです。(実際それをやっている人を見たことがある)
今回のゲートスネア(ヒュージスネアとも言う)やHHOなど、BPMに合わせて1拍ピッタリ欲しいものは丁寧にセッティングしておくと将来役立つかもね。
・加工後のアフターケア
Groove Agent SE4内蔵ストレッチは品質が本当にあやしいので、アタックのプチ音などを修正しておきましょう。
下図、緑。スナップとゼロクロスはうまいこと使いましょう。ゼロクロスしないほうがマシな仕上がりにできることも稀にあります。思い込みは良くない。
・音質が不満な時はDOP(ダイレクトオフラインプロセシング)がベター
DOPだとストレッチアルゴリズムも選択できる。
Cubase内部で行える数種類のストレッチでは、これがもっとも丁寧(のはず)。
当該素材をオーディオ書き出しで用意しても良いし、ファイル検索でも良し。(Win環境でのファイル検索は絶対にEverythingを入れておくべきです。超絶速いので。)
加工できたらGroove Agent SE4にもう一度食わせる。
■関連知識
ストレッチはCubase本体のものが良いけど、ピッチ修正はGroove Agentの方が綺麗にいくことが稀にあります。
「こっちが高品質のはず」と思っていても、波形内容との相性があります。波形編集はホント謎だらけ。試行錯誤が大事。