eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

ギター弦の話。中国製エリクサーに気をつけろ!

私はギタリストではないので、この記事の情報は古いです。が、もし知らないとしたら有益かと思うので記事にしておきます。

(2021年3月19日)

 

■エリクサーとは何か?

一昔前までギター弦ブランド「エリクサー(Elixir)」は非常に高い人気がありました。

最大の特徴はコーティング弦の極めて高い耐久性です。価格は高いですが、すぐに消耗する通常の弦に比べると、弦交換の手間という時間コストの低下もあり、トータルではむしろ安いのでは?と主張する人もいるくらいです。

私も昔楽器店に勤務していた際、上司の元ギタリストからは「店番をしていてギター弦の客が来たら、上級者向けに高品質のエリクサーを勧める。初心者には安くて演奏しやすいダダリオのライトゲージを勧める」という商品知識を教えられたものです。なお、その商品紹介をして不満を持つ客には「好きにしろ」というスタイルの接客です。

 

エリクサーの弦は耐久性がウリですが、音は若干クセがあるとされています。

それでも十分な音質ですし、指で触れた時のタッチも快適なので人気の定番商品でした。

貧乏学生ならいざしらず、「とりあえずエリクサー」という時代があったんです。

 

■他社もコーティング技術を獲得した

近年、エリクサーの品質低下が問題視され始めました。

原因は諸説あり、樹脂メーカーであるエリクサーに弦本体を卸しているダダリオ(D'Addario)も自社でコーティング弦を生産するようになったので、「わざわざライバル社に自社弦を提供する必要なし!」として、高品質な弦を手渡さなくなったのでは?という説。(あくまでも説です。)

 

が、私が思うに、これはやや陰謀説っぽいです。

なぜなら、クソ品質の弦材を渡されたエリクサー側が品質チェックをし、そのデータを公表したなら「ダダリオの品質が落ちたのは明らか」となってしまうからです。うかつに低品質のものを社外に出すことは、自社の評価を下げることに直結するリスクがあります。

これは弦メーカーに限らず、製造業全般、あらゆる業種に共通する構造だと言えます。牛乳や米の原材料の品質の話と同じです。酪農家が嫌いなお菓子メーカーに低品質の牛乳を卸したら、原材料メーカーの評判が下がるだけです。

 

よって、「ダダリオがエリクサーに渡す弦の質を下げた」は都市伝説だと見るのが妥当だと思うんです。私は。

・コーティングは専売特許ではなくなった

なお、ダダリオに限らず、近年では多くの弦メーカーがコーティング弦の生産を可能とし、普及してきています。エリクサーはさらなる高テクノロジーによるコーティングを模索し続けています。

 

■中国製の偽エリクサー

そしてもうひとつは、下リンク先記事で述べられている「中国製の偽エリクサーが流通しはじめた」というものです。

www.echoinox.com

特にネットで手に入るエリクサーはどこから仕入れられたのか不明です。

ネットのエリクサーには手を出さないべきです。

 

正規の流通を行っている代理店で購入すれば、適切な品質のエリクサーを入手できます

 

■中国弦を避けるためにアーニーボールにする

あるギタリストはこう主張します。

「エリクサーはクソになった。じゃあ本来の弦メーカーに乗り換えよう。」

それは中国製品を掴まされないリスク管理においてベストな選択とされます。

This was also why Ernie Ball switched their original paper packaging to the metallic ones today, and we are more than relieved to know that Elixir changed their packaging earlier this year.

アーニーボール(Ernie Ball)の弦は金属ケースで販売されていて、この一見無駄な梱包コストは安価な中国製品が模倣しがたい要素だったようで、アーニーボールの模造品は無いとされています

ホンモノか中国製かを見分けにくいエリクサーより、模造不可能なアーニーボールに乗り換えた方が安心というわけです。(もちろん中国製アーニーボールが出現しない保証はありません。)

 

 

■結論

エリクサーの品質が下がったのではなく、中国製エリクサーが増えたと見るのが正しいようです。

 

最後に重ねて申し上げますが、私はギタリストではないので、この記事の情報は古いです。

 

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