eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

Cubase、特定のトラックを瞬時にソロ・ミュートする方法

Cubase、アクティブブロジェクトのロジカルエディットの話です。

なんか需要あるらしいので紹介しておきます。

使わない人はまったく使わないと思います。

(2021年3月13日)

 

■概要

あくまでも「こういうこともできる」という程度の話です。

絶対やった方が良いというものではありません。

そこんとこ夜露死苦

 

■アクティブプロジェクトのロジカルエディターにて。 

f:id:eki_docomokirai:20210313001259p:plain

メディアの種類/等しい/グループ

名前/等しい/(任意の名前)

--------------------

トラック操作/ソロ/切替

 挙動は下段右で微調整できるのでテストしながらお好きなようにどーぞ。

ショトカのフォルダ名はバージョンによって名前が違います。見つからない場合は検索を使った方が早いかも。

f:id:eki_docomokirai:20210313001307p:plain

 

Cubaseのソロボタンの謎挙動でトグルとして運用できます。

ソロとミュートを作る必要は無いと思います。が、左手デバイスなどでやりたいなら両方作った方が良いかもね。

f:id:eki_docomokirai:20210313001315p:plain

 

拙著『Cubaseカスタマイズの教科書』には掲載していませんでしたが、ネタは他にも色々あります。気が向いたらブログ等で書くかもしれません。レッスンでは個別に対応しています。楽曲添削などのついでに「Cubaseでこういうのできんのか、おぉん?」と聞いてくださいませ。

 

■せっかくだから比較モニターに特化してみないか?

どうせリファレンスミックスに特化した構成にするなら、もっとつっこんでみよう。

例えば「左右耳で別の曲を聞いて、一気にリファレンスミックスする方法」をやる場合だと、以下のように機能組み合わせをしていきます。

 

 

 

・ミキサーディレイで強制モノラル化

リファレンスのトラックと、製作中のトラックに対してインサートMixer Delay。

強制モノラルにする設定を作っておく。

f:id:eki_docomokirai:20210313081708p:plain

非常に地味な謎エフェクタだけど、使い所を知っていると超強力だったりする。(同様のエフェクタとしてMeldaのMUtilityなどがあります。)

 

・インサートをバイパスするプロロジ

プロロジで「インサートをバイパス(切替)」を作る。

f:id:eki_docomokirai:20210313081705p:plain

上と同様に名前で指定し、下段を「トラック操作/Inset:バイパス/切替」

これは人によっては非常に便利で、たとえばMetricABのオンオフをワンタッチで切り替えできるようにもなる。(ただしバイパスを使うのでオンオフのみ。帯域フィルター状態でのAB切り替え目的には使えません。そういうやり方をしたいなら、ルーチンを工夫し、ISOL8などと組み合わせる必要があります。あっちはバイパス、こっちはそのまま、という具合に。説明すると長いのでここでは割愛。)

 

・チャンネルリンク

チャンネルリンクで参考曲と制作曲のインサートエフェクトをリンク。

f:id:eki_docomokirai:20210313081726p:plain

 

--------------------

それらを合わせる。

 

f:id:eki_docomokirai:20210313082156p:plain

 

で、ショトカ。

f:id:eki_docomokirai:20210313082643p:plain

 

「左右耳で別の曲を聞いて、一気にリファレンスミックスする方法」ってのは割と変態的な方法なんだけど、慣れるとものすごい速さでミックスを寄せていくことができます。当然だけどヘッドホン専用です。

 

もちろんインサートエフェクトはISOL8などのミックス補助ツールを使うのも良いでしょう。

ただし、これらはあくまでも用例であって、本当に実用性があるかどうかは疑問です。何より「特定のエフェクト1つだけを連動させる」ことができないので、結局はミキサーを直接触った方が速いし多様性があるんじゃないかと思います。まじめにリファレンスミックスをやるなら専用のツールを持っておいた方が捗るはずです。

 

なにか1つの機能にすがるより、作業の手順とその内容を洗練させていく方が絶対に役立ちます。カスタマイズすることが目的化しないように気をつけましょう。

© docomokirai 2017 非常識な無断転載、商用利用を禁ず
レッスン案内はこちら。  寄付はこちら