備忘録。CubaseでUVI系の音源に対し、MIDI演奏データをコピペした際に演奏されない問題の対処方法について書いておきます。
(2021年3月7日)
■先に結論のみ
もしくは、MIDIノートデータの「チャンネル情報」を適切に変更すれば良いです。
一般的にノート情報の内部を触る操作をすることは無いので、「音源側の設定を変更する」と覚えておくのがベターでしょう。
■問題はCubaseのMIDノートIデータに含まれる「チャンネル」情報
Cubaseで他の演奏トラックからコピペしてくると、内部データには様々な情報が埋め込まれることがあります。
リストエディタで確認すると、「チャンネル」の項目に数字があります。
上はチャンネルが「1」ですが、
下はチャンネルが「3」になっています。
ピアノロール(キーエディタ)内で、画面上部に表示できる『情報ライン』を確認すると、
上はチャンネルが「1」
下は「3」であることを確認できます。
CubaseとUVIの組み合わせだと、バカ正直にノートコピー元のチャンネル情報を使ってしまうので、演奏ができません。
UVI Workstationのミキサー画面で、受信するMIDIチャンネルを「Omni」に変えれば、どんなコピペデータでも通常の扱いで演奏できます。
■補記
このような問題はCubaseとUVI Workstationの組み合わせ以外で見たことがありません。
もしかしたら他のメーカーのシンセでも同様の問題が起きる可能性があるので、備忘録として書き残しておきます。
もし「コピペしたMIDIデータが演奏されない」状況になったら、ノート内のチャンネル情報と、音源側のMIDI受信チャンネルについて確認してみてください。