Toneboosters FLXの「DCF」とは何か？ - eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

Toneboosters FLXのDCのオフセット異常と、関連情報。

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（2021年12月23日）

Toneboosters社の昔のプラグインです。

過去に私はこれを絶賛していましたが現在は販売されていません。

後発品として、同社Equaliser4があります。

FLXの左下にあるボタンです。

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機能はマニュアルPDFに記載されています。

Bus ToolsのマニュアルPDFはこちら。

その他の旧製品の再ダウンロードはこちらから。

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5Hz以下の振動を無効化し、DCオフセットの発生を抑止します。

が、状況によってはバグ挙動を起こし、逆に位相の不良を誘発してしまいます。

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今回の例では、モノラルのサブベース（オーディオ）に対しての使用で、ステレオ位相が生じてしまっています。

波形の上下振幅が中央からずれている状態です。

すさまじいオフセット波形 pic.twitter.com/ROYzMk1H5V
— えき (@eki_) 2017年12月5日

昔のクソシンセで生成された極悪オフセット波形。あかんやつだ。 pic.twitter.com/4qTS6MbD1A
— えき (@eki_) 2020年12月29日

昔のシンセ、チップチューンのせいか、録音のせいか、DCオフセットがひどい。 pic.twitter.com/lhXgHXGD8E
— えき (@eki_) 2021年5月5日

今回のケースはプラグインによって発生したDCオフセットなので、元の波形には異常はありません。

が、関連事項なのでCubaseでの修復手順を書いておきます。オーディオメニューから「DC オフセットの除去」を選択します。

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全ての波形異常を解決できるわけではありません。あくまでもDCオフセットを強制的に除去するだけの機能です。

その他の除去方法としてハイパスフィルターも使えますが、これも完璧ではありません。DCオフセットに異常が無いなら、むやみにハイパスする必要はありません。適切な状態のデータを、逆におかしくしてしまう一因となってしまいます。

DCオフセットが生じる原因は様々です。

各種機器の低品質と故障（ADコンバータ、マイク）

付近の電磁場の影響など。

古いシンセや古いゲーム機器からの直録りで頻繁に発生。

などなど。