eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

ミキサーのつまみにタイラップを付けたら恐ろしく快適になった。

(小ネタ)ミキサーのつまみにタイラップを付けたら恐ろしく快適になった。

以下、経緯と詳細。

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(2020年10月2日)

 

■なぜこんなことをしようと思ったか?

ミキサーのモニター音量つまみを動かすことは結構多い。そのたびにツマミを目視したくない。手を伸ばしてチョイとやるだけで音量を変えたい。

 

すでにある環境の問題点と、変更後の希望を以下に。

  • フェーダーだと10センチほど距離をロスする。
  • ツマミでも指2本でつまむと、10センチほどロスする。
  • その10センチを稼ぎたい。
  • ツマミが小さくて重たいので軽く回るようにしたい。

ツマミのノブ部品交換などを悩みつつ数年になる。

で、先日の木工DIYのついでに、工具箱に入っていたタイラップ(結束バンド)をツマミに巻いてみたら問題は霧散した。

・メリット

遠くても指1本で触れただけでツマミ角度が分かる。

指1本で精密に操作できる。

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半径が増せば軽くなる。先端があれば角度が分かる。完璧だ。

再取り付けも簡単なので、ツマミの示す角度ではなく、触りやすい角度にしておくことができる。完璧すぎる。

・デメリット

ダサい。

■通常はノブ換装をする

お世話になっております。

akizukidenshi.com

こんな感じにいろいろ入手できる。

半径が大きく、ツマミ方向が分かる形状が望ましいので、下のようなものが候補になる。

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通常はデフォルト部品(メーカーによる)の視認性が低いことを改善するためや、見分けやすくするために、カラフルなものに換装するケースが多いようです。ギターのノブの場合は操作性とファッション。(今回タイラップを巻いたものはチキンヘッドノブに近い使い方ができる、ということ。)

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ただ、気に入ったノブ形状でも「角度を示す『D切り欠き』の形状」が合わないことがある。これは調べ方もいろいろあるんだけど、国際規格があるわけえもないので「実際に買ってみないと分からない」というのが実情です。勉強代が必須な分野です。しかも上手くはまらないこともあります。

価格がどうこう言うほどのものでもないのですが、考えるのも面倒だったので工具箱に入っていたタイラップを巻いてみたら問題は全て解決した、ということです。

■そもそも必要ない

「モニターコントローラ」という、大きめのツマミだけがついた器具がある。

アフィリンクじゃないので踏んでどうぞ。

www.soundhouse.co.jp

www.soundhouse.co.jp

こういうものを手元近くに設置してあれば、何も問題は無いし、恐ろしく快適になる。

それは分かってる。こういうものがあることくらいずっと前から知ってるし、知人からも勧められている。

でも、これだけのために手元スペースを専有させるのが癪なんです。

デスク天板上を広々と構えているオーディオリスニング目的ならそれでも良いのですが、ここは作業机であり生活スペースでもあるので、できる限り最低限のものをコンパクトに配置したいんです。

機材に囲まれたい欲求が高い人ならどんどん器具を増やせば良いのでしょうが、私は少なくしたい派。

 

ただ、モニターコントローラをつけると当然音が変わってしまうので、神経質な人は気をつけましょう。

■タイラップ装着時の問題点と解消法、コツ

ツマミは円錐状なので上が細いものが多い。つまりタイラップが抜けやすい。これはどうにもならない。どんなに締め付けても、ちょっと引き上げると簡単に抜けてしまう。

なので、ある程度きつくシメたら、最後は押し込んで固定するのがベスト

 

接着してしまうという手もあるけど、デメリットが多いので覚悟の上でどうぞ。ただし、異素材を接着する必要があるので、安易な瞬間接着はたぶん失敗します。

面倒かもしれないけど、薄く小さく切ったラテックスなどを挟む、という手もあるかもしれません。とりあえずコンドームで試してみてください。

・2本巻く理由

逆方向になった時に便利。上の1本が抜けても下が残る。

・先端が尖って痛い

先端をライターで焼いて丸くします。プラ加工の基本。

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