(書きかけ)ドラムトリガーとかのお話。DTM的には「なんでDTMなのに生ドラムばかりやってんの?」というお話。
(2020年9月18日)
■エレクトリックドラムを早期から積極的に活用した有名ドラマーたち
まず海外記事の紹介。
エレドラやトリガー演奏って結構昔からあるよ、と書いてある。
・そもそもトリガーって何?
ドラムに振動スイッチを取り付けて、スネアやキックを叩くと、スピーカーから電子サンプル音が出る装置です。
上リンク先ではメタルの話に偏っていますが、今日ではメタル以外でも広く使われています。あるプロデューサとトリガー談義をした際には「今ではメジャーリリースだとトリガー&リプレイスを使っていない音楽のほうが少ないくらい」とのことでした。
・ドラムリプレイサー
トリガーはライブ演奏用。
DTM的には「ドラムリプレイサー編集」の方が馴染みがあるかも?
スレート以外からもたくさん出ているけど「これ何に使うの?」と思っている人も多いらしい。
ドラム演奏で録音されたオーディオファイルからヒットポイントを抽出し、あらかじめ用意されたドラム音に差し替える、というDAW編集を「ドラムリプレイス」と呼びます。マルチマイクで録音されたあらゆるドラムキットの音を積極的に差し替えます。
打撃タイミングさえ抽出できれば、あとはベロシティ平均化などを好きなように編集できるので、安定したドラム音を得られる。
もちろんこれは演奏者には嫌われることもあります。が、グルーヴは同一だし、積極的にミックスされた音楽で使うので気が付かれないことも多いとのこと。
■ドラム演奏とトリガー出力
上の記事内でも述べられているとおり、
・拒絶と受け入れ
ドラマーの多くは「俺様のドラムを聞け!」なので、トリガーの導入を拒絶しています。
実際、バンド演奏でトリガーを導入しようとすると「そんなのいらん」「機械的でオタクっぽい」と拒絶されます。
導入させるためには、まず一発モノの効果音を出せるパッドを設置し「曲のこの部分でドカーン!と鳴らしてよ」というのが妥当だと思う。実際あるバンドリーダーの人はそういう緩い方針で徐々に電子装備を増やしている。
安価なドラムパッド1枚から始め、キックにトリガーを付けてあげて、ハイテクに慣らしてあげよう。
打ち込み音源との同期演奏をやってみて、あまりにも合わないからクリックを導入して、という手順も一般的だ。
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こう言っちゃぁアレすぎるが、生楽器演奏の人は電子楽器を拒絶する傾向が強い。ハイテクに弱いからだ。ギタリストだってそうだ。
事実、彼らが電子機器に疎いから、シンセ担当が録音機材も担当させられ、コンピュータ編集を押し付けられ、CD制作やフライヤー制作(チラシ印刷)、SNS宣伝まで、全てのハイテク雑用を押し付けら続けてきた。これはバンドのキーボーディストあるあるとして笑えない笑い話として一般的だと言えるんじゃないか?(もちろんラフ作曲も押し付けられる。)
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もしあなたのバンドのドラマーが電子ドラムの導入を拒絶するタイプだったら、スマホやパソコン、最新ゲームなど、その他の電子機器をどのくらい使いこなしているかを観察し、少しずつハイテクに慣れさせていくのが良い。かもしれない。
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ギタリストだってそうだ。常時電気の力を借りているが、その仕組についてあまりにも疎い人が多い。
いや、待て。もちろん全てのギタリストをdisっているわけじゃない。非常に繊細に電気系を扱い、深く理解している人もいる。
・DTMの人ってなんで生ドラムに片思いしてんの?
メジャーリリースが積極的にリプレイスをしている一方、打ち込みオンリーの人は生ドラムのライブラリをかき集めている。
人はマシーンになりたがり、マシーンは人になりたがる。
せっかくDTMやってるんだから、もっと積極的にエレドラを活用しても良いと思うんだけど、どうよ?
■エレドラ紹介記事
初めて導入するなら、べつにこんな良いものじゃなくても、おもちゃみたいなものでも結構インパクトがある。
なお、知人の高校教師は吹奏楽部でも使わせていた。かなり強烈だし、生徒も楽しそうに演奏していた。