「オススメ」ではなく「致命的な設計ミス」を回避する情報集。随時追記します。
(2020年8月26日~2022年6月28日更新)
- ■はじめに、手短に。
- ■Cubase、オーディオ書き出しのiXMLチャンクはオフに!
- ■Cubase、プロジェクトのサンプリングレートは48/24に
- ■Cubase、MIDIファイル読み込み時にテンポ情報を反映させる
- ■Cubase、その他(宣伝)
- ■その他のDAW
- ■他に何か知っていますか?
■はじめに、手短に。
全てのソフトウェアは、わりと適当な状態で出荷されています。
Pros and Consとも言えなくもないですが、余計なお世話です。
■Cubase、オーディオ書き出しのiXMLチャンクはオフに!
オーディオ書き出し設定時の「iXMLチャンク」をオフにしましょう。
オン時の弊害については下の別記事を御覧ください。
eki-docomokirai.hatenablog.com
eki-docomokirai.hatenablog.com
エンジニアさんにパラデータ送ったら、「CubaseのiXmlチャンクの罠が発動してます」って言われてしまったprz 当然その罠は有名だしDAWの最初の設定で必ずチェックは外してるからこれまで全く問題なかったのに、言われてから確認したらなぜかチェックがついていた、、
— パポス / 古川亮(音ノ和) (@papospapos) 2022年4月1日
慣れてる人でもクリック誤爆やDefaults.xml削除で環境復旧した直後などにオンになってしまうので気をつけようまじで。
■Cubase、プロジェクトのサンプリングレートは48/24に
なんだかわからないなら48/24にしておくと未来が明るくなります。
eki-docomokirai.hatenablog.com
■Cubase、MIDIファイル読み込み時にテンポ情報を反映させる
そういえばCubase、デフォでMIDIファイル読み込んでテンポマップこないのは、みんな困っているだろうなーと推測。環境設定かえなきゃならんの。
— 侘美秀俊 Hidetoshi TAKUMI🎼📚 (@hidetakumi) 2022年1月11日
環境設定→MIDI→MIDIファイルにある「マージ時は~」をオフにする。
補足。
テンポはトランスポートパネルで数値入力してプロジェクトのBPMを決めるのではなく、テンポトラックを立ち上げておいたほうが良いです。
途中でテンポが変わる曲にもすぐ対応できます。作れる音楽の幅が広がります。
■Cubase、その他(宣伝)
エディタを全画面にするとか、画面レイアウトを直しておくとか。
ショートカット、マクロを作っておくとか。
Cubaseは初期状態がとにかく不便で、Cubaseの最大のメリットは高いカスタマイズ性です。自分の作業スタイルが決まってきたら、自分好みに徹底的に改造することで作業スピードが数倍になります。細々した項目は拙著で徹底的に書いているのでそちらをどうぞ。
eki-docomokirai.hatenablog.com
■その他のDAW
・Studio one
環境設定>オーディオで、「再生とオーディオファイルのエクスポートにディザリングを使用」をオフにしないと、書き出し時に勝手にディザリングノイズが追加されてしまう。
Studio Oneにおけるディザリングのお話 - Magic Hour
素材書き出し時にディザ、トラックとステム書き出しでディザ、2mixとマスタリングでディザ。という多重ディザリングになってしまいます。
・FL Studio
(R氏、情報提供ありがとうございます。)
FL Studioは初期テンプレから作るとリミッターがインサートされているので注意。
Basic with Limiter等のテンプレから作業開始している人は気をつけてね!
Setting、起動時の自動テンプレ読み込みも気をつけよう。
その他、出力(とレンダリング)時にもオーバーヘッドすると勝手にリミッタかかってね?という話もあるけれど、これはDAWごとのレンダリング話なので別問題。
■他に何か知っていますか?
その他のDAWでも「この設定は絶対に気をつけるべき!」というお話がございましたら、この記事のコメント欄に書いておいてください。
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