音楽制作に関するトラブル復旧方法について書いておきます。
たいていのトラブルは「ケアレスミス」なので再起動しましょう。
(2020年3月21日)
初心者向けの内容です。
誰でもできる内容です。
スカイプ等でアドバイスを求めることも可能ですが、ネット越しのやりとりでは全てのトラブルをチェックできません。
■まず作業をやめて、電源を落とす
作業時にはPC等の電源を入れたまま復旧したい、という気持ちはわかります。
でも、最も早くトラブル解決する方法の初手は「再起動する」です。
DAWを立ち上げたまま復旧しようと、DAWを起動したまま設定をアレコレやるのをやめましょう。逆におかしな設定になってしまうことがあります。
もっとも確実で、二次被害の起きない「掃除」を試しましょう。
■2,電源を落としたら、機器を外す
全ての接続端子を綿棒などで掃除しましょう。
電子機器の端子の掃除には無水エタノールがおすすめ。
ドラッグストア等でも売っているものです。
(言うまでもなく電子機器を水で掃除するのは絶対にNGです!)
空気には水分など、電子機器にとって有害なものが少し含まれています。
クリーンルームでもない限り、ホコリの一切無い環境はありえません。
何もしなくても、隙間から水分やホコリが侵入し、少しずつ汚れていきます。
つまり、「何もしていないのに壊れた!」という状況です。
掃除をしたら、
- 接続しない状態でPCを起動。
- すぐにPCの電源を落とし、
- 以前と同じ、接続した状態でPCを起動。
接続しない状態で一度起動するのは「おまじない」です。
詳しい理由はここでは書きません。
・違うケーブルにしてみる
被覆されているケーブルの内部が断線していることもあります。
同種のケーブルを持っているなら、付け替えてみましょう。
・違う端子に接続してみる
内部的なトラブルでおかしくなることがあります。
違う端子に接続するだけで治ることもあります。
接続先の管理はちょっと面倒なので、しっかりした知識が無いなら辞めたほうが良いです。
・USBハブを使わない
USBを分岐させる「ハブ」を経由すると、正しく動かないことがあります。
ためしにハブを通過させず、PCに直接差し込むと治ることがあります。
オーディオインターフェース等、重要度の高いUSB機器はハブを通さずPCに直接刺すべきです。
一般的なUSBメモリやUSBドングル、マウス等はハブでも構いません。
■最近追加した機器がある?
特にUSBメモリのモデルによっては、PCの挙動が極端に重たくなることがあります。
安い、高いに関係ありません。相性です。が、概ね安価なUSBメモリはこういうトラブルが多い傾向にあります。
最近新しいUSBメモリを追加したなら、それを外してみてください。
疑わしいUSBメモリを挿しっぱなしにしないようにしましょう。
■最近インストールした、不審なメールやサイトを開いた?
ウィルス感染等の恐れがあります。
セキュリティソフトでチェックしましょう。
そもそも変なメールやサイトを開かないことを習慣化しましょう。
ちょっとした得より、損の方が多いです。
他人から「これ便利だよ」「ここ面白いよ」とか勧められても、安易に乗らないようにしましょう。