備忘録。Cubase等の音楽用ソフトの導入は、書籍やメーカーサポートでも扱ってくれないことが多いです。先日のレッスン(初期導入)でやったことなどを少し書いておきます。
■初心者向けの記事が無くてすみません
「インストールできない」「音が出ない」などの超初期にやる環境構築については、個々人のPC状態などによる差が大きいので、情報が皆無です。
気が向いたらこういう記事も増やしていく、かもしれません。
が、そもそも多種多様な環境でのインストールを何十回も経験しているわけではないので、結局は持ち主が努力と根性と狂った愛情で乗り越えるしかないのが実情です。
■付属シンセ「HALion Sonic SE」系の音が出せない!?
セキュリティソフトとの相性問題で、正しくインストールされないことがあります。手動でフォルダ移動などを行う必要がある場合があります。
厳密に言うと、Cubase本体は正しくインストールできます。
しかし、付属音源の音色データのインストールだけが失敗してしまう症状があります。これはHALion Sonic系やGroove Agent系の音色部分が使えない状態です。
しかしながら、まれにコンピューターによっては、セキュリティソフトなどがインストールを阻害し、
一部の音色コンテンツが正常にインストールされない場合がございます。
(赤字、編者強調)
各種ダウンロードするファイルを揃えたら、セキュリティを一時的にオフにしてインストールするのが最も安定します。
インストール関連の調べ物をしたい時にはセキュリティをオンに戻すのを忘れずに。(調べるのが主な目的ですから、無意味にネットを散策してはいけません!)
手動でファイル移動する方法は下の記事が詳しく書いています。
PC初心者にとっては不安を伴う作業かもしれませんが、落ち着いてやりましょう。
よくわからないなら、PCに詳しい人に来てもらって助けてもらうのも良いです。
Cubase等、音楽系の重量級のソフトは導入だけでもかなり大変です。
音を鳴らせる状態にするまで数日~数週間かかる人もいるので、ゆっくり取り組んでください。1つずつ調べて行けば必ずできます。
難しいことをやっているので、焦らず、落ち込まずに。
・インストールされているのは間違い無いが、音が出ない
画面上部の「スタジオ」(古いCubaseでは「デバイス」)から、各種項目をチェックしましょう。
■ケアレスミスを疑う
ある程度以上のスキル・知識のある人こそ最も初歩的なミスをするものです。
- ボリュームが上がっていない
- 電源が入っていない
- ヘッドホン等の端子が刺さっていない
- 複数のヘッドホンを所持している人、刺さっていないものを装着している
- そもそも装着していない、スピカーの電源も落としている
などのケアレスミスを疑うのはとても大事です。
■再起動は大事
これらの操作によって、Cubase(とOS)の初期状態が、正しく設定された状態で立ち上がります。
再起動を惜しむことで迷宮入りすることは多いです。
特に、
- 外部機器を物理的に接続した時
- 根幹部分に関わる設定をした後
などは、再起動をするべきです。
・Cubaseの仕組みで重要なこと
Cubaseは「正しく終了された時」に、各種ファイルの書き換え・保存が行われる仕組みです。
バグって落ちた時など、直前に設定した項目がすべて巻き戻っていた経験はありませんか?それは「正しく終了&書き換え」が行われていません。
という仕組みから考えても、Cubaseの再起動はとても重要です。
納得いかない人は、OSのアップデートで何度か再起動を繰り返す様子を思い出してみてください。アレはOSが壊れているのではなく、「正しく終了」をしてから、次の更新作業を行っているんです。
・オンラインサポート時の注意点
スカイプ等で通話しながらアドバイスをしていると「通話切りたくないからこのまま次もやって」と言う人が頻繁にいます。
しかし、上でさんざん書いたとおり、「正しく終了」を行って安定させることはとても大事です。
数分の手間を惜しまず、のんびり構えることが何より重要です。
焦るとトラブルが迷宮入りします。
トラブル解決に慣れている人と、初めてのトラブルで焦っている人はそこが違うんです。
・正しくインストールできた後にやるべきこと
PCの電源を落とし、もう一度Cubaseを起動し、正しく音源が発音できることを確認してください。
まれに再起動に伴い読み込めなくなることがあります。
・治す場合
小細工でどうにかしようとするより、アンインストールしてからもう一度インストールしなおした方が近道になることは良くあります。
わずかな時間を惜しんで膨大な時間を失わないように心がけましょう。
PC諸問題では思いつく限りの最も確実な手段だけを使うのが正攻法です。