ダッキング専用のダイナミクス制御プラグイン”DUCK”を試してみました。
結論だけ言うと、ShaperBoxの方が良かったです。
(2021年4月26日更新)
■入手
デモ版は2週間+時々ノイズ発生。
もしこの手のプラグインを使ったことが無くて、コンプを使ったダッキングしかやったことが無いなら、ぜひ試してみて欲しいです。
通常のコンプだけでは絶対に作れないグルーヴを得ることができます。
定価は20ユーロ。2500円くらい。
■総評
「同種のエフェクタとしては非常に安い」という点が最大のメリット。
機能は、
Waves Pumperよりは上
その他の専用エフェクタよりは下
という評価です。
・他のダッキングも試して欲しい
結論だけを言うと、他社製品の方が良いです。
トータルでの使いやすさではShaperBoxの方が良いかなぁと思います。
eki-docomokirai.hatenablog.com
頻繁に使うなら定番の良いものを買うべきですね。
■使いやすい点
Amountを上げるとドライミックスが増えます。見た目もそのまま変化。これは使いやすい点。
通常の表裏ダッキングのために使うだけなら非常に使いやすいです。
ShaperBox等と同様に、トリガー手前からのダッキングや、複数箇所のシェイプ指定が可能です。
他、上下フィルターも良好です。
■使いにくい点
・拍子の設計がおかしい
拍子は非音楽的。12/8等の表記がおかしいです。
が、実質的には1/4以外で使うことは稀なので構わないとは思います。
この辺の設計が根本的におかしいので 、下記の応用的な使い方には向きません。
・トランスゲート応用向きではない
無茶運用でトランスゲートっぽくしてみた。
一応可能ですし、音もパキパキするので良好です。が、おすすめできません。
拍ちょうどのスナップしかできないので雑な仕上がりになってしまいますし、上画像のような状態にするのはちょっと手間です。
もしトランスゲートが欲しいなら、専用のものを使う方が良いですね。
・もしトランスゲートをやりたいなら
お気に入りはAlexHiltonのトランスゲート。
無料。
A1 Trigger Gateについてはそのうち個別記事を書こうかなぁと考え中。
他、Kilohertzのトランスゲートも良さげ。
39ユーロ。