Cubaseのカスタマイズについての本を執筆中です。個人出版、同人規模でDLMarketあたりで電子書籍としてリリース予定です。(現在177ページ)
(2018年3月6日更新)
■進捗(2018年3月6日)
数人の協力者のちからパワーを得て、現在219ページまで来ました。
たぶん300ページくらいになると思います。
予約メールアドレスは記事の一番下に短く書いてあるので
Endキーを押してジャンプ&予約!
--------------------以下、過去の記事のまま--------------------
■Cubaseのカスタマイズ本を書いています
以前から作家さんやスクール講師の人などから個人的に相談を受けたりレッスンをしています。そういう中で「変態的だw」とか「そんなにできるなら本出せよ」と推薦されることも多く、ようやく重い腰を上げた感じです。
昨年執筆した「Electri6ityの教科書」は大変好評でした。
今このリンクを貼るためにアクセスしたところ、未だに週間・月刊の両ランキングベスト5位内に入っているというベストセラーです。リリース当初は「作家仲間と予約者の数人に売れれば良いや」と思っていた程度だったのですが、非常によく売れています。たぶん一般の出版社経由にしたら手元に入るお金はこんなに多くなかったはずです。
で、今回はCubase本。
レッスンで個別質問に対応してきたことや、新規でCubaseを使い始める人に覚えておいて欲しいことなどを書いています。
ヤマハ・スタインバーグのサポート対象外になっているロジカルエディターやマクロの使い方についても分かる範囲で書いています。少なくともネットで検索した程度では出てこない話も書いています。
・メニュー等、全テキスト化済み
環境設定やメニューの内容は「全て」テキスト化してあります。
人によってはこれだけでもかなり役に立つはずです。使い勝手が良い機能については強調をしています。
実際Cubaseって使わない機能を「二度と出るな」とできるだけでめっちゃ使いやすくなると思うんです。もしくはMicrosoft Officeのリボンのように、自分が頻繁に使う機能をまとめる機能があるだけで一気に良くなるのにね。ほんと。(でもOfficeはその機能がどこにあるのかさっぱり分からなかったり、ショートカット登録がものすごく面倒な欠点がありますね。)
■オフィシャルサポート対象外なこと
ご存知の通り、公式サポートではCubaseの重要な利点についてのサポートが行われていません。
スタインバーグ製品へのお問い合わせについて - ヤマハ – 日本
一部を引用しておきます。
サポートの範囲につきましては、以下をご参照ください。
範囲外
以下の場合はサポート範囲に含みません。製品のアルゴリズムやテクノロジーに関わる部分の調査、解説
(例)ロジカルエディター / MIDI デバイスマネージャー / コードトラックのコード判別ロジック / マクロ機能 / エクスプレッションマップ / VSTシステムリンク / スクリプト言語(Lua)音楽理論、音響技術、音楽制作におけるノウハウ、テクニック
例)音圧の上げ方、ワブルベースの作り方、ボーカルに適切なEQのかけ方、スクリプト言語(Lua)の書き方
(部分引用、編者強調)
事実、Cubaseの最大の利点のひとつ「ロジカルエディター」は9.5.1現在でもバグ入りのまま運用しなければならない点もあり、非常にクソゲーです。いや、クソゲーってのは攻略のしがいがあるという意味と、征服した達成感の大きさという意味においてでクソゲーです。
なので、そういう機能はサポートの人や、オフィシャルトレーナー(インストラクター)の人でも割りとノータッチだったりします。もちろんオフォシャルトレーナーの人でもちゃんとできる人もいるとは思いますが、私がお話した人はさっぱりできない人でした。というか、使ったことがないと言っていました。そういうは「クリエイター」ではなく「営業さん」なだけなので、人として罵倒する意思はまったくありません。社会が分業化されているだけのことですから。
また、誤解がないようにお断りしておきたい点は、私が書いている本は昔のCubase(SX2とかの)別売りマニュアルのような一問一答形式では無いということです。まーあれですよね、近年の別売り本より、昔の本のほうが内容良かったですよね。まじで。
私が実務でCubaseを使っている上で必要のない機能についてまで、本を書くためにわざわざ調べたりはしていません。実際に使っている点と、問い合わせを受けて回答している点についてのみ書く予定です。なので、すべてを解説する本ではないです。
また、変態的で無意味な機能をつきつめるものでもありません。
だから、「こんなことも知らないで本出してるのかよ」とツッコミを入れたい人も出て来るだろうとは思います。
「Electri6ityの教科書」の時もそうでしたが、バグ話とか使いにくい点もコミコミで書きます。そういう話で許可を通しています。なので当然提携できませんしロゴも使えませんし、大手出版からも出せません。でも、ユーザーが本当に欲しいのは大本営発表のカタログスペックじゃないでしょ?ってこと。
・よくある誤解「ロジカルとマクロでなんでもできるよ」
ネット上で稀によく見るのが「それはロジカルでできるよ」「マクロでなんでもできるよ」という無責任なアドバイス。
それらは半分ウソです。
できることと、できないことがあります。
基本的な仕組みを理解していても、バグ仕様によってできなかったり、そもそも仕様として不可能なこともあります。
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さきほどヤマハから許可を頂きました。
- ロゴの使用はNG
- コンテンツ内容を「そのまま載せる」のはNG
- スクショOK
- バッドノウハウ、バグ話OK
- 個人責任で商品化OK
です。やったね!
2については、AMEIの方針を参照してください。
「AMEIは電子楽器内蔵コンテンツについてこう考えます」
http://www.amei.or.jp/information/information080428.html
要するに「シンセ単音で鳴らしてサンプル素材化するのはNG」的なアレです。
これについてはシンセのメーカー個別にちゃんと許可を取ればOKを貰えることもあります。企業ごと、製品ごとに異なる対応をするようですので、早とちりしないように。
また、「同書籍のタイトルと紹介文面で「Cubase」という名前をテキストとして使用しても良いか?」「ロゴ画像を使っても良いか?」と明確に2つに分けて質問したところ、『ロゴ画像NG』という回答のみだったので、テキストとして「Cubaseの本」と記述するのはOKだと判断しています。
よくある企業側対応としてはOKと言ってしまうと面倒になるのでスルーという姿勢を見せることはよくあります。これを「OKかNGか二択ではっきり答えてください」と問い詰めると『二択ならOKとは言えないので、消去法でNGとなる』という結果になることがあります。自分自身も企業側としてそういう返答を行ったこともあります。
実際、無知だった頃に白黒はっきりした許可を得ようとして、そういう結果になってお蔵入りになった企画がありました。
ただ、今回の許可申請は私が当該書籍ために行ったものであり、他のケースでどういう回答になるかは知りません。この件でOKが出たからと言って、他の件でOKになるとは限りません。個々人で企画ごとにメーカーに直接許可を取ってくださいね。
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■過度の期待はしないでください
Cubaseのすべてを極めているわけではありません。
作品を作ることに影響のない機能についてはノータッチです。
Cubaseのすべての機能について解説する本ではありません。
また、フル機能の最上位版のみが対象です。
でもArtistなどでも半分くらいは役に立ちます。
上位グレードを買う際の参考になると思います。
■共同執筆者、ネタ出し募集
というわけで、執筆にあたり協力者も募集しています。
貢献してもらえた人にはプレ版さしあげます。
載せて良ければお名前を載せます。気持ち悪い偽名でもOKです。
■予約受付
メールで予約を受け付けています。
docomokiraiあっとgmail.com
SNS等からご予約の場合は、何らかの方法で必ずメールアドレスをお伝えください。
リリースしたらご連絡します。
リリース直後のみ若干安くしておきます。
というわけで、2018年4月中にリリース予定です。予定ね。
執筆はメイン仕事じゃないので遅れるかもしれません。お察しください。