近況、雑記です。
偽薬についてのドキュメント番組を見ました。
偽薬、プラシーボ(プラセボ)の話です。
興味深かった点のみ書いておきます。
「脳内物質の受容体はそもそも脳内で生成される物質のためにある器官であって、薬品のためにある器官ではない」というくだりが興味深かったです。
思い込みの力の大きさ。
命綱があるから危険なロッククライミングができる。
色にも効果がある。青い薬は鎮静効果がある。「ただしイタリア人には効き目が無い。なぜならサッカーのイタリア代表チームの色が青なので、興奮してしまうからだ。」なるほどと思う。
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「それってプラセボだよね。意味無いよね。」「エセ科学でしょ?」という意見がある一方で、「プラセボ効果が起きるから価値があるよね。」「プラセボもバカにならん」という意見もあります。
あまりにも商売っ気の強すぎる疑似科学商品の数々には首を傾げたくなりますが、そういうものを信仰している人がいるのは事実です。
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今後執筆しようかなと思っている「作曲の本(仮題)」では、音楽制作で必要となる個々のテクニックや知識、道具の数々よりも、それらを駆使する時に「どういう気持ちになるのか、どういう落とし穴があるのか」というメンタル面についてクローズアップしようかな、と思っています。
「細かい編集作業ってそれほど意味無いよ」とか「時間かけて疲れ果てるまでやるより、休憩取って10分でケリつけたほうが良いよ」的なノリで書いてみようかなと。
音響機材やプラグインを買うことはある意味においてプラセボではないかと私は考えています。もちろん本当に違いのある機材もあります。