PC、Windows、GoogleIMEに関する記事です。
今回は日本語入力のお話です。
音楽用語や音楽記号の変換、カタカナから英単語への変換など、辞書カスタマイズは音楽家にとって日常的な作業のひとつだと思っています。私は暇な時に辞書を強化する習慣があり、有志制作の辞書を含め、すでに数万の単語が登録されています。「ちゃいこふすきー」を変換すると「Tchaikovsky」と出てくるので便利。ややこしい名前のプラグイン名や楽器名など、外国語や造語も正しく変換できるので何かと便利ですよ。
■GoogleIMEの辞書登録ショートカット制作
GoogleIMEにして8年ほどになりますが、ようやく辞書登録のショーカットの作り方がわかったので詳細に書いておきます。
(GoogleIMEにはデフォルトでは辞書登録ショートカットは存在しません。プロパティから追加する必要があります。)
通常だと単語登録のたびに毎回OSツールバー等にあるGoogleIMEのメニューから「単語登録」を呼び出す必要があります。
単語登録のショートカットは
MS-IMEではCtrl+F10
ATOKだとCtrl+F7
でしたが、どういうわけかGoogleIMEにはついていません。
それだと面倒なのでショートカットを作りましょう。
1,メニューのスパナアイコンを押す
2,歯車アイコン(プロパティ)を押す
すると下のプロパティ画面が出てきます。
プロパティを表示すると最初は「一般」タブです。
ここは「一般」タブのままでOK。
右下の「編集」(上側)を押します。
※キー設定の選択 - [MS-IME]のところを押すと、各種日本語変換ツールの名前が出てきます。そこで一発で変更するのも良いです。
余談:多くのTIPSサイトではここを「ATOKにしておけばCtrl+F7で単語登録できるようになる」と書かれていますが、それはATOKに馴染んできた人が、今GoogleIMEに乗り換えた時にだけ有効なTIPSです。
GoogleIMEに慣れてしまった人が旧にATOKの操作に戻ろうとしても逆に不便です。もちろんMS-IMEに慣れてきた人にとっては不便以外の何でもありません。その他のTIPSサイトでは非常に複雑な手順でショートカットを作成したり、ショートカットアイコンを作ったりする方法を紹介していますが、どれも私の需要とは違っていました。
話を戻す。
すると設定画面が出てきます。ここにすべてのショートカットが記述されています。
3,左下の「編集」
4,「エントリーを追加」
①左下「文字入力なし」
②中央下「Ctrl+F10」か「Ctrl+F7」
③右下「単語登録を起動」(スクロールバーの位置は画像参照。中央やや下です。)
この順に指定し、ショートカットを作成します。(※順番は適当でもOKだそうです。)
※③ の「単語登録を起動」はスクロールバーの空白を3回クリックしたあたり、スクロールバー中央やや下にあります。
MS-IMEの辞書登録は Ctrl+F10
ATOKの辞書登録は Ctrl+F7
です。
Ctrl+F7かF10以外のキーにしないほうが良いですよ!
なぜなら、ほとんどのキーに各種変換や様々なショートカットがすでに組み込まれているからです。思いがけない事故につながるので、すでに大手日本語変化ツールで実績のあるCtrl+F7かF10にしておくのが良いです。他の多くのソフトウエアのショートカットキーはこのCtrl+7やCtrl+10を避けています。
ここまで全て終わったら「OK」を押して、キー設定ウィンドウを閉じます。
元の画面に戻るので、
Apply、OKで完了です!
日本語入力ができる状態でCtrl+F10かCtrl+F7を押して、単語ツールが起動するかチェックしてください。
■余談ですが……
なぜ日常的にMS-IMEで辞書登録を使っていたのにショートカットの無いGoogleIMEを使い続けてきたか?の理由は
「きょう」で変換すると「2016/02/05」「2016年2月5日」「平成28年2月5日」を出せるのがGoogleIMEの利点だからです!
その他にも
「いま」を変換すると「20時11分」
「あす」を変換すると「2016年2月6日」
「きのう」を変換すると「平成28年2月4日」
「らいげつ」は「3月」
「ことし」で「平成28年」
などの動的な変換が可能です。
ファイル名にタイムスタンプを付けたい時などに非常に便利だったからGoogleIMEを使っています。