eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

買っても意味がないDTM関連製品の話

Jason Moss氏の動画です。

宅録でそれ買っても意味ないぜ?」というお話。

 

■ 動画

www.youtube.com

要約すると、

  • 発泡ウレタン製の防振パッド
  • 安物の軽い吸音パッド
  • 安いアウトボード
    (もしアウトボードを使うなら、しっかり投資しよう)
  • プラグインを増やしすぎない
    (今は付属で十分)
  • 実機サミングミキサー
    プラグインミキサーで事足りる)Slate VCCとか。

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・補足

スピーカーを置く防振パッドについてはコメント欄でも議論されており、興味深いのはターンテーブルを使用する人にとっては有益である、とのことでした。

 

防振や吸音には物理的に質量とサイズが必要なので、安物の製品は意味が無い。それどころか本当に整えたい成分に作用せず、音を悪化させることさえある。インテリアのために、インスタばえのために壁に貼るのは音楽的には意味がない。スピーカースタンドも同じ。

また、動画では振れていないが、自作防音室のほぼ全てはこの理由で失敗する。

 

安物アウトボードの件。

機器の外側の見た目ではなく、回路が何をしているのか?という話でした。

安価な機材は安価はパーツで雑な処理をしているだけなので、音が悪化するデメリットのほうが大きいからやめようね、とのこと。

 

 

サミングミキサーの件は、動画でも「もちろん音は良くなる」「が、非常にわずかだ」と言っています。

ほんの僅かな改善のために多額の投資をして部屋を狭くするより大事なことがあります。

 

プラグインを減らす話

プラグインについてはこのブログでも何度か書いてきたとおりです。

 

プラグインは音がデジタル臭い」「特に付属は酷い」と言われていたのはずっと昔のことです。

今のDAWに付属しているプラグインは、一昔前の数万円クラスの有料プラグインと同等です。というかそれ以上の品質です。品質が良くなった理由は2つあって、「PC性能の向上」と「エフェクタ専門メーカーとDAWメーカーの提携」です。

 

昔の時代にがんばっていた人は、その時代の「プラグイン(と付属)じゃあ音が悪い」と言ってアウトボードやサミングミキサーを好んで使いました。が、時代は変わったよということ。

 

でも、その昔の話は、昔の書籍に書き残されています。そういう古い本を使って勉強した人や、古い時代のノウハウしか知らない人(あえて老害とは言いたくない。偉大な先人です!)から教わった人が、未だに「プラグインじゃダメ」とネットで流布しているわけです。要するに情報が古い。

 

そういう『実機への憧れ』につけこんだデザインで売っているメーカーにも一因があると言えるでしょう。アナログっぽい『見た目』だけで売ろうとするより、デジタルならではの自由な機能性で売るべきだと思うんです。

 

プラグインを減らすメリット

あれこれ差し替えて迷った挙げ句に疲れてきて「まぁこれで良いや」となるくらいなら、使う道具を減らして、同じ時間を使ってちゃんと音を聞いて整えるべきですよ、ということ。

 

人は必ず疲れます。

どの要素で体力と集中力を消耗するべきか?というリソース管理をするべきです。

使い慣れたプラグインで丁寧に作業をした方が結果は良くなります

 

・買っても改善しない

プラグインを買ってもあなたのミックスは改善されません。」と動画の中でもはっきり言っています。

その上で「でも楽しいよね」とも言っています。

 

新しいツールを買うことで『やる気』が出るタイプの人もいます。

自分がそういうタイプだと自覚しているなら、中途半端な性能のものや、新しいことにしか価値がない新製品より、昔からの憧れを満たすべきです。本当に買いたかったソレを買って、次のステップに進むべきです。

 

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■レッスンのお知らせ

中途半端なものを買うくらいなら、個人レッスンを受けるべきです。

手持ちのプラグインの性能を数倍に引き出すことができるようになります。 

私のレッスンじゃなくても良いです

 

あなたが尊敬している人に頼んでみてください。

声をかけにくい雲の上の人だったとしても、「有料レッスンを受けたい」と言えば、まず断る人はいません。たぶん。

 

同レベルの仲間の中で情報交換をしても絶対にレベルは上がりません。それは切磋琢磨ではなく、馴れ合いだからです。

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