eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

DTM用途マウスはEX-G Ultimateを勧める

■2017年末で最終的に勧めるのはエレコムEX-G Ultimate

現時点で最高だと思っているのがエレコムのEX-G系。M-XGM20。

8ボタン+チルト。特徴は人差し指部に追加された2つのボタンです。

エレコムのピュアゲーミングマウス"DUX"シリーズの良いところを残しつつ洗練させた最高のマウスだと感じます。

これは本当にオススメできる傑作マウスです。

画像はelecom.co.jpのオフィシャル画像を同社ガイドラインに従いリンクで処理しています。

 

■9割以上をPCKB+マウスで仕事をしています

DTMの操作スタイルは人によって多種多様です。

楽器演奏や歌がメインで、DAWは録音ボタンを押す程度という人もいますし、音程は鍵盤で打ち込んでPCキーボードで加工、という人もいます。

 

私の場合は、マウス+PCキーボードでの操作が9割以上です。

より正確に言うと、そのうちに半分以上はPCキーボードなので、PCキーボードメイン+マウスで補助、という感じでしょうか。

 

PCキーボードのタイピングはそれなりに速い方です。

特にPC資格は取得していないのですが、過去にタイピングの多い事務仕事をしていた時に診断してもらった結果では「中の上」くらいだと言われています。

WinOSのショートカットを含めた操作全般※については「卓越」でした。(※OSについて理解しているとは言っていません。末端オペレートの話です。)

後にはオペレーターへの操作効率化の指導もしていました。

 

Cubaseの操作についてはメーカーオフィシャルの人より上、というか、そういう人やプロ作家さんに教えたりもしています。(でも自分より卓越している人はいくらでもいることも知っています。)

 

そういう前提でのマウス選定ですので、誤解なきよう。

 

つまり、DAW側でのショートカット系カスタマイズは徹底的にやった上で、そこそこ多いボタンのマウスを使っている、ということです。マウスでなんでもやるわけでもないし、PCキーボードで全部やるわけでもないです。そもそもPCキーボードで全部やるのが最速だということもありませんし。

 

 

■オススメはEX-G Ultimate 

www2.elecom.co.jp

http://www2.elecom.co.jp/peripheral/mouse/m-xgl20dl/image/img-05.jpg

最大の特徴は左クリックの左奥に追加ボタンが2つあること。

これの操作性が非常に素晴らしいです。

 

8ボタンという数え方がちょっと特殊です。上画像のマウス中央にあるボタン7は非常に使いにくいです。無いものと思った方が良いです。

 

・人差し指追加ボタンへの懸念があるらしいが

有名DTMブログのこおろぎさんは人差し指の追加ボタンの誤爆を懸念しているようですが、

音楽制作向けにこだわって選んだマウス、エレコム『M-XGL10DBRD』

安心してください。このボタンの誤爆は絶対に起きません。起きようがありません。

 

 

というか、過去にこおろぎさんと同じものを使用した上で、DUXに移行、安定性重視でE-XGにして、数年間これです。たぶんしばらく変えることは無いんじゃないかと思っています。

 

 

 

・人差し指の追加ボタンは誤爆できない形状

 

むしろ逆で、ちょっと使いにくいくらいです。

左クリックは湾曲して凹んだ形状になっていて指が凹みに収まるので、人差し指をスライドして追加ボタンに動かすことができません。指を浮かせてから横に持っていかないといけません。

この形状は記事後半で紹介する同社DUX系の反省を踏まえたものと思われます。

DUX系の左ボタンは平坦で、追加ボタンに触れやすいデザインでした。(記事後半の画像参照。)

 

アクセスしやすい順序を考えると、より頻繁に使う操作は親指側の2つのサイドボタンにアサインするべきです。

たまに使う程度の操作を人差し指追加ボタンにすると、安定したカスタマイズが完成するはずです。

 

・安い

ネット通販で実売価格が4000円以下です。(相場によっては3000円を切ります。)

多ボタンマウスは慣れれば慣れるほど酷使することになるので、寿命は短いです。私の場合は1年ほどでチルトが死んできました。

この手のデバイスを導入するということは頻繁に買い替えをすることを意味します。すぐに買い替えどころか、同じモデルのストックを常備することを前提だと思っておいた方が良いです。

 

・欠点はサイド面のラバー

欠点は多くのレビューがあるとおり、親指部分と外周に張られたラバーの耐久性が低いこと。また、ベタつきを感じることがあり、汚れがつきやすいです。これは気に入らなければ早々に剥がしてしまったほうが良いかもしれません。剥がしただけだと接着剤が付着したままになっているので、木の爪楊枝等で除去して使っています。

 

・多ボタンは寿命が短い

たしかにサイドに大量のボタンがあるゲーミングマウスは素晴らしいのですが、往々にしてユーティリティが独特過ぎたり、DAWとの共存で不具合が起きたり、物理的に破損が多かったりします。ボタンが多いということはスキマが多く、可動部部が多いということですから、破損する恐れのある箇所が増えるリスクがあるということです。

 

エレコム標準ユーティリティの安定性

Windows7系での話)

なんでもできるわけではありませんが、DAW側のセッティングを少しだけ変更してあげれば大抵のことは実装できます。

f:id:eki_docomokirai:20171206160732p:plain

 このマウスアシスタントに組み込めないキーなどについては別の記事で書いています。参考にどーぞ

 

eki-docomokirai.hatenablog.com

 

 

・自動フォーカス

アプリケーションごとに異なる操作モードにできます。

それらは現在アクティブなウィンドウに対して自動で選択されます。

 

DAWを操作している時はDAW用の、ブラウザを操作している時はブラウザ専用のセッティングを自動で選択してくれます。

 

エクセル用、絵かきや動画制作用、ゲーム用、ブラウザ用。それぞれに最適化させることができます。

 

DAW上のエディターウィンドウによる変更はできません。

あくまでも「アプリケーション単位」です。

 

 

 ・エレコムがしょぼいという誤解

ブランド好きでロジを使うより断然良い。複数を比較した上で言っています。

過去にいろいろな機器を試し、「クソ入力機器品評会」のような集まりで優勝するほどのクソデバイスまで入手していた程度に色々試しています。その上で「エレコムは良い」と言っています。

 

DTM的に言うなら「Wavesは確かに良いけど、他にもっと良いものがいくらでもある」という感じですし、「ヤマハとか国産じゃん」と言っているのが日本のアマチュアだけなのと似ています。

メーカーで選ぶのは本当に馬鹿馬鹿しいですよ。

普及品だけではなくハイエンドでは素晴らしい機器をリリースしてるのが今のエレコムです。たしかに家電屋で並んでいる底辺エレコム製品は多いですが、近年はそこそこの規模の家電屋ならエレコムのハイエンドも陳列するようになってきています。破損時にすぐに近所で買い替えできる安心感もメリットです。

 

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■変態マクロが欲しいならDUX系をどうぞ

以下はおまけ記事。

正直おすすめできないエッジなモデルの話。

 

上述のEX-G Ultimate系はガチのゲーミングマウスのように特定の動作をまとめる機能はありません。

そういう機能に期待するならエレコムならDUXなどのガチ系ゲーミングマウスをどうぞ。

自分が知る限り、以下の製品はEX-G Ultimateより前にリリースされてい実験的な製品で、当初はパッケージすら無い通販のみの特殊な製品でした。(その後、正式にパッケージもデザインされていますので、安定化したのかもしれません。)

 

 

超絶変態マウスM-DUX70BK

完全に頭がおかしい。奇マウス界では評判が良いらしい。

http://www2.elecom.co.jp/peripheral/mouse/m-dux70bk/image/img-00.jpg

 

サイドボタン数を減らしたM-DUX30BK

ほどよくボタンが多い。サイド5ボタン。

http://www.elecom.co.jp/photo/p01/M-DUX30BK_01.jpg?_ga=2.88901723.1306451936.1514671782-1931605395.1514671782

中間グレードのM-DUX50BKはサイドボタンは一番上の70BKと同等の9個。

http://www.elecom.co.jp/photo/p01/M-DUX50BK_01.jpg?_ga=2.96256220.1306451936.1514671782-1931605395.1514671782

関連ニュース

[News] MMORPG向け新ブランド“DUX(ドゥクス)”第1弾!RPGに最適化した機能が満載のマウス、キーボード、ゲームパッド、ヘッドセット、7製品を発売

 

これらのピュアゲーミングマウスは自動連打や一定のマウス操作を待機時間込みで記録し、自動ループすることもできます。

たしかに最強マウスなのは間違い無いのですが、実験的な要素の多い製品らしく、不具合も多いです。また、安定動作重視のためか有線のみです。ロボットアニメとかの「コレを使いこなせるパイロットが居なかった実験機」に憧れている人向けの最高にエッジな製品です。

ロットによって使われているスイッチパーツが違ったりする(らしい)など、製品としてどうなんだという不安さすら魅力の一部となっています。

 

実際にスイッチ部品が良いとされているバージョンの50BKを購入して使っていたことがあるのですが、上述の「自動でアクティブなウィンドウに合わせたプロファイルで動作する」機能がありません。ボタンを押して操作モードを手動で切り替える必要があります。この点が非常に不便だったため、DUXからEX-Gにグレードダウンをしたわけです。エレコム自身もこの製品には必要以上に力を入れていないようで、ドライバが不完全だったりします。今は良くなっているのかもしれませんが、初期はドライバの不安定さやユーティリティのバグなどが問題視されていた事実があります。その辺を込みで試してみてください。そもそもエッジな商品というのはそういうものですよ。不安と魅力があるからこそ素晴らしいんです。[要出典]

こういう実験機の開発を経て、冒頭で紹介した事実上のハイエンド製品EX-G Ultimateはドライバも非常に安定し、ユーティリティも程よい仕上がりになっています。

得にEX-G Ultimateからは人差し指サイドにあるボタンは2個に増え、不器用な親指よりも自由に使える人差し指に多くのボタンを担当させる設計として見事に進化した完成形だと言っても良いでしょう。

 

せめてワイヤレスなら良かったのにね、と思う。

DUX系のケーブルは妙に頑丈で、ケーブルを「さばく」ためのスペースを広く用意することが必須になります。これは卓上に紙資料を広げることが多い音楽用途を考えるとデメリットです。また、良いスイッチを使っているせいか、ボタンがうるさいです。覚悟して買った方が良いです。

 

 

 

■マウス選定は「授業料」

DUX系はスペック的には本当に素晴らしいんだけど、実際のDAWオペレートの中では扱いにくいです。サイドボタンがやや固く、数が多すぎるのが難点でした。また、ボタンの隙間に汚れがたまりやすく、掃除が困難です。

マウスで悩む人は一度DUXなどの過剰性能のマウスを買ってみて「あー、ボタン多すぎってこういうことかorz」と実感してみることを強くおすすめします。良い授業料になりますよ。適度なボタン数でワイヤレスであることのメリットを心底実感できるはずです。

何年も悩むくらいなら買って試すべきです。

実際に経験することで「あれは無意味」と割り切って考えることができるようになるからです。

買わないでスペックや評判ばかり検索していると悩みが増えるだけですよ。ほんと。

 

■今後の新マウスへの個人的な願望

エレコムのハイエンド製品における人差し指の左側のボタン追加は素晴らしいものです。

しかし、私個人の希望としては、左右クリックの手前(第二関節)にも追加ボタンが欲しいなと思います。

 

あー、誤解のないように言っておくと、ここで言っている第二関節は近位指節間関節のことです。手のひらに近い側の関節です。(関節を番号で呼ぶのは俗称で、法律やスポーツなどによっては第一と第二が逆になっていることもあります。指の関節を番号で呼ぶ場合、どっちの呼び方が正しいということはありません。もっともブレない医学用語では手のひらに近い側が近位指節間関節、指先に近い側が遠位指節間関節です。でもそんな呼び方しても分からないよね。)

 

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■関連記事

分割元の記事です。

DTM使用目的、ゲーミングマウスの話。

マウスのカスタマイズ話がメイン。

左手デバイスの話を書きつつ、フィジコンやトラックボールをdisる記事です。

eki-docomokirai.hatenablog.com

 

 

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