eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

作編曲家のえきです。DTM/音楽制作で役立つTIPSを書いています。

Cubase6系、ドラムマップを解除できない場合の対処法

Cubase6系のスコア表示トラブルについてです。

解決方法は「MIDIトラックを新規に作って、MIDIリージョンを移動」です。

 

■状況と経緯

ネットでダウンロードしたクラシック曲のMIDIデータを使って作業をしていた。

ミスチェック用にスコア目視作業をしようとしたところ、

ティンパニのスコア表示がおかしい。

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ドラム表示モードになっているようなので、スコアエディタの機能で解除をすれば良いのだが……

 

 

■確認1、スコア設定の見直し(失敗)

「スコア設定」>譜表>オプション

ドラムマップ表示がグレーアウトしていて解除できない。f:id:eki_docomokirai:20171219235441p:plain

 

■対策1,ドラムマップ設定を疑う(失敗)

Cubaseの機能「ドラムマップ設定」が不具合を起こしているかもしれないのでチェック。

 

MIDI>ドラムマップ設定

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しかし異常は無いという異常事態。

 

■対策2,Cubaseで表示できないデータの作用を疑う(失敗)

Cubaseで表示できないデータが稀によくあるので、古いMIDIシーケンサで元のデータをチェック。

 

編集中のCubaseプロジェクト上では、まず最初に不要なMIDIデータ等を除去し、ノート情報だけの状態から作業を開始していた。

再びCubaseでも元のデータをすっぴんで読み込み直し、両方のスクショを取って比較してみる。

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絶対にケアレスミスを起こさないように、スクショに線を引いて完璧なチェックを行った。

が、ダメ!今回のMIDIデータはすべてCubaseでも表示されている。

つまり、工程初期のデータ削除で全てのゴミ取りは完了している。

にも関わらず、ドラム系の不具合が起きてしまっている。

 

■対策3、プログラムチェンジを再読込み(失敗)

上のチェックで、MIDIプログラムチェンジ49でドラムキットが読み込まれていることが原因か?と推測。

MIDIプログラムチェンジでドラム以外を読み込ませることで解決するかもしれない。

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という対策をしてみたが、相変わらずドラム表示はグレーアウトのまま。残念。

 

■対策4,トラックに書き込まれた情報を消去する(成功!)

Cubaseの仕組み上、MIDIデータ管理はいくつかに分類できる

  1. 「プロジェクト」全体
  2. 「シンセ音源」(Halion Sonic SE等のGM対応音源)
  3. 「トラック」※(MIDIトラックのみ使用中)
  4. MIDI「リージョン」
  5. MIDI「ノート」
  6. 「スコア」のみの情報
  7. 「ドラム」のみの情報

(※今回のケースではオーディオ関連付けなどは一切行っていないので除外できる。ヒットポイント関連でオーディオトラックと関連付けされるMIDI情報のこと。)

 

過去の経験上、プロジェクト破損の挙動でもないので、これも後回し。

今回の初期作業フローでMIDIデータを白紙のCubaseに丸投げ起動だったので、Cubaseが「GM系データが来たので自動でハリオンを立ち上げ、同時にトラックを展開」という挙動をしている

この自動化された挙動のどこかで何かが起きている、はず。

 

自動で立ち上がったハリオンはすぐに消去し、自分で立ち上げた別のハリオンで作業をしていたのでハリオン系のトラブルも考えないことにする。

 

新規のMIDIトラックを作り、リージョンを移動してみた。

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スコア表示してみたところ、下のように正常に表示された。

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解決!めでたい!

 

■教訓

GMデータ丸投げで自動でトラック立ち上げするとトラブルが起きることがあるので注意しよう!

 

■おまけ、HALion SONIC系の自動読み込みトラブル

Cubase9.5をインストールすると、Cubase6.0の付属ハリオンもSE3として起動するということを知った。

で、HALion Sonic SE3はメモリ設定関連をいじると落ちやすい(ハングしやすい)ので気をつけよう。

 

・同、ハリソニ系で昔からあるMIDI Learnトラブル

ハリソニは各種MIDI Learnが誤動作することがある。

 

今回も起きたのでスクショを紹介。

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今回の記事と同じように「既存のMIDIデータで自動でハリソニ+トラック立ち上げ」をやった後、各種パラメタへのMIDI Learnが組み込まれる。MIDI CCを全て削除した後にこれが誤動作を起こすことがある。

パンをセンターにしてセーブしてCubaseを再起動すると「MIDIファイルを読み込ませた時のパン位置」になってしまう。

 

このトラブルの怖いところは、問題が起きるのは「Cubaseを再起動した時」だけという点です。

センターに戻して冒頭から再生してもMIDI Learnが動かないので治ったと思わされてしまいます。

 

 

同様に、音量が勝手に初期化されてしまうこともあります。他にもMIDI Learnが書き込まれたパラメタすべてで同様のトラブルが起きることがあります。

 

この過剰な自動化は問題です。自動立ち上げを行ったプロジェクトでは常にチェックし、対策する必要があります。

 

このトラブル対策はMIDI LearnをForgetさせることです。

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これはハリソニに限ったことではなく、あらゆるシンセで起きうる問題です。

なんかおかしいなー、ボリューム戻るなー、と思った場合にはMIDI Learnを疑ってみてください。

 

■関連記事

トラブルシューティング系の記事を貼っておきます。

 

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