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eki_docomokiraiのブログ

作編曲家のえきです。DTM、音楽制作TIPS、およびゲーム(Diablo3RoS)の話を書いています。

PSP Vintage Warmer 2がバージョン2.7にアップデート(不具合まみれ)

PSP Vintage Warmer 2がバージョン2.7となり、ソフトウェア版のiLokを使った認証を行うようになりました。

現時点(2017年7月17日)では絶対に入れるべきではありません!

アクセスが多い記事なので、不具合報告について気軽にコメント欄に書いていただけると、他の人の参考になるはずです。

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必ず古いバージョンのインストーラーと認証ファイル(レジストリファイル書き換え式)をしっかり準備した上でバージョン2.7を入れてください。

PSPのユーザーエリアに古いバージョンのインストーラーは一応置いてあるのですが、やや手間です。

 

■現時点で確認できる不具合

現時点で確認できた不具合は下の4つです。

 

いずれもPSP Audiowareに報告済みです。(2017年7月17日)

報告については「早急に対応する」との返答を頂いています。(2017年7月21日)

 

なお、ベータテスターからはこれらの報告も無かったとのことです。どのようなテスト状況だったのかはお察し。

 

■数値入力のフォーカス移動が行われない

各ツマミに数値入力をする場合に、ダブルクリック後に中央の数値表示エリアまでカーソルを移動しなければいけないという改悪。

 

バージョン2.6以前ではツマミ上でダブルクリックして、そのままテンキーを叩けば数値を入力できました。

 

■インサート位置を変えるとパラメタが初期化される

Cubase(6.0系統を使用)で、インサート位置をずらすと全てのパラメタが初期化され、変更不能になるという不具合があります。

これは再現性が無かったです。起きたり起きなかったり。要するに不安定です。

 

他のDAWでどうなのかは試していません。

 

DAW再起動後の不具合1(開くのに時間がかかりすぎる)

DAW再起動後に読み込まれた同プラグインを開くのに長時間を要します(30秒ほど)。

実運用として致命的です。

 

DAW再起動後の不具合2(パラメタ初期化)

DAW再起動以降は各種パラメタ変更でドラッグ操作する際に不具合があります。この不具合は数値入力を試すことで復旧することがあったり無かったりします。要するに不安定です。ホイールだけは確実に動作するのですが、非常に大雑把な動きしかできません。

実運用として致命的です。

 

 

以上の理由から、アンインストールし、バージョン2.6を再インストールしました。

 

 

■2.7と過去バージョンは別プラグイン扱い

また、これは不具合とは別問題なのですが、バージョンアップによって別のプラグインとして認識されてしまいます

すでに同プラグインを使用中のプロジェクトで導入する場合、「(旧)PSPVW2が見つからないよ!」と警告メッセージが出てきますのでご注意を。

 

今後のアップデートによる改善が求められます。

というか、これは大規模アップデートしたプラグインではよくあることです。

 

超長期間に渡ってプロジェクトファイルを保持する必要がある人は、この点について覚悟しておくべきです。

 

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■旧バージョンでの不具合

せっかくなので、バージョン2.6以前での問題点も書いておきます。(Cubase6.0系で使用)

 

長時間プラグインを挿しっぱなしにしたプロジェクトで、稀にステレオ出力等がおかしくなる不具合があります。なんとも言い難い左右不均一な出音になってしまいます。

 

PCつけっぱなしで放置しておいた時や、数日ぶりに開いた時などによく起きるバグです。

 

数値を決め打ちで使っていれば復旧に手間がかかることは無いのですが、オートメーション等の凝った使い方をしていると致命的です。

この不具合が治ればなぁ、と思って今回の最新バージョンを試した、という経緯があります。

 

なお、私はPSP VW2はほぼ数値決め打ちでしか使っていません。数カ所の設定をいつもの数値にするだけ、という使い方です。

 

■その他気がついたこと

音は変わりません。

スペアナで検査済みです。もし変更されていたとしても確認不能な誤差です。

 

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■期待していることなど

非常に重いプロジェクトで、時折ステレオバランス等がおかしくなる不具合が初期から確認されており、これが治ればなぁと思って、バージョンアップに伴う不具合覚悟で入れたみた、という経緯があります。人柱をやろうなどという気取った理由は一切ありません。(もしそういう好奇心や貢献心があるなら、少し以前に告知されていたベータテスターとして行っています。)

たぶんベータテスターがまともに集まらなかったのではないでしょうか。とてもじゃないですがテストしたとは思えない状態です。

 

今までの運用では、精密なパラメタ設定を行わず、バストラックで数値決め打ちでポン挿しする使い方だったので、「プラグインが見つからないよ!」などのトラブルがあっても、いつもどおりのパラメタで入れ直すだけなので、別にそれほど困ったことは無いです。DAWを立ち上げた時にPSPVW2がおかしくなっていれば聞いた瞬間に分かるくらいおかしな音になるので。

 

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■Disってるわけじゃないですよ!

なんか悪い点ばかり書いてしましましたが、わざわざ褒めるまでもないテープコンプの決定版だと断言できます。

評価の高さについては誰もが知る所です。そう言い切れるほど素晴らしいものです。安い時に買っておいて損はないと思います。

Fat+Fast+Kneeを50%にするだけでも素晴らしいコンプ感になります。お好みでMultibandにしたり、Driveを上げ下げしたり。

有名なレシピとして「Kneeで持ち上げた分だけDriveを下げる」という使い方があります。

「中央のDriveを上げるだけで」とう使い方の説明が散見されますが、PSP VW2のDriveによるテープ感は味付けが露骨すぎるので、「Kneeを上げるだけで」と考えた方がより良い使い方ではないか?と思います。

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