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eki_docomokiraiのブログ

作編曲家のえきです。DTM、音楽制作TIPS、およびゲーム(Diablo3RoS)の話を書いています。

Cubase、EQプリセットを作っておく

DTMCubaseに関する記事です。

初期状態で大量のEQプリセットが入っているのですが、この全てが不要だと思います。全て削除した上で、本当に使いやすいプリセットを保存しておくと、DAWはちょっと使いやすくなります。

以下詳細。

まずはじめに。デフォルトのEQのプリセットを見てみます。


■削除ォッ!!

f:id:eki_docomokirai:20170323082231p:plain

すでに半分くらい削除した時点でのスクリーンショットです。(せっかくだから記事にしておこう、と思ったので……)

まずはこれらを全て削除します。

「1,選択し」「2,それを削除」という手順なので非常に面倒に感じるかもしれません。

でも必ず使いやすくなるので、暇な時にやってみてください!


■最小限の自作プリセットを登録

削除が終わったら、万能プリセットを数種類だけ登録しておきます。

自作以下のような設定があると良いと思います。

 

f:id:eki_docomokirai:20170323082235p:plainこのくらいあればもう十分すぎます。名前は自分が見てわかりやすいことが一番なので、日本語で登録しても構いません。

 


以下の例の帯域の数字にはほぼ意味がありません。どうせその都度触ることになるので無意味です。見やすく、触りやすい初期位置という程度の意味しかありません。 


1,RESET(初期化)

f:id:eki_docomokirai:20170323082157p:plain何も入っていない状態です。EQをいろいろいじった後で「やっぱりいらねー」と思った時に、即座に消去できると便利です。

 


2,ノーマル

f:id:eki_docomokirai:20170323082207p:plain上から順に、ハイシェルビング、ピーク、ピーク、ローカット。

ベルシェイプは使いやすいQ幅にしておくと良いです。狭すぎるのはやめたほうが良いと思いますよ。Cubaseの付属EQだとQ2.0くらいで十分だと思います。付属EQで行うのは大まかな処理だけであって、細かいことをやりたい時は別の高品質なEQで処理したほうが安心です。

 

「High Pass II、Parametric II、High Shelving IV」にしている理由は、初期設定の品種ものより断然使いやすいからです。好みによって変えて良いです。

 


3,シェルビング

f:id:eki_docomokirai:20170323082211p:plain上下のシェルビングと、やや中域寄りにした2つのベルシェイプを配置しておきます。

これは目立ちすぎるトラックを暗くする時に使うことが多いです。

ポン刺しで使えるように、-6.0の部分は-3.0とかでも良いと思います。

 


4,ピーク(高域寄り)

f:id:eki_docomokirai:20170323082216p:plain4つすべてをピーキングにします。高めの帯域を下げる場合に使いやすい設定にしておきます。Qを狭くしすぎると使いにくいので、これも2.0程度で良いと思います。必要に応じてQ幅は変わるものです。

 


5,ピーク(広範囲)

f:id:eki_docomokirai:20170323082220p:plain広い範囲で使いやすくした設定も入れておきます。特に低域はQをきつくしたものを2つ用意しておくと、Qに触らずに動かすだけで低域処理がスムーズに行えます。

下の2つを離してある理由は触りやすくするためです。実際に使う場合は左から2番目のピーキングはもっと低い位置に来ることが多いです。

初めから低域用だと決めつけすぎると汎用性が下がります。

 


6,ローカットのみ

f:id:eki_docomokirai:20170323082225p:plainあると結構便利。プリセットを呼び出すだけで低域ノイズカットになります。

開いている3つの部分は上のどれかと同じ設定にしておくと、あとでONにした時にスムーズに使えます。

 

 


■なぜ初期のプリセットが不用品なのか?

まず、EQの設定というのは大きく分けて3種類あります。

1つ目は音色を積極的に作るためのEQ使用。

これはその音色の個性を引き出すためのEQ使用です。

注意点は「やり過ぎ注意」です。やりすぎるとおかしな音になってしまいます。

 

2つ目は不要部分をカットするEQ使用。

これは特に録音物に対して使う用法です。主に低域のノイズを消す(隠蔽する)ために使います。

注意点は、市販されているサンプル集や、シンセに収録されている音色の場合はすでに削除済みなので不要だということです。(録音物に対するミックス手法の書かれている教科書を参考にしてしまい、自作の打ち込み曲に対してこれをやってしまっている人が非常に多いと感じます。)

 

3つ目はミックスのバランスのためのEQ使用。

これは目立たせたい楽器のために「帯域を譲る」目的で使われます。主にカット方向に使われます。よくあるミックス指南ではゲイン方向はダメと書かれていますが、カット方向ばかりだとペラペラの仕上がりになってしまうこともあるので、「ここはゲインだ!」と明確に判断できる場合はゲインでもOKです。

ところで、EQはカットだけと信じている人に質問したいのですが、なぜゲイン方向が備わっているか考えてみてください。もしカットだけするべきなら、ツマミはカット方向だけに動けば良いということになりますよね?

 

で、

 

いずれのEQ使用方法も入力される音によって変わってきます。

また、ミックスバランスの目的の場合、組み合わされる楽器の種類や、音楽上の目的によっても変わってきます。

だからEQのプリセットに「ギター用」と書かれていても、それがどういう目的のギターの用法なのか、どういう音色なのかが不明ですから、プリセットそのものの存在意義がありません。

ゆえに全て削除しても構わない、と私は考えています。


これは付属プラグインに限らず、全てのプラグインにとって同じです。

プリセットなど全て消してしまって、汎用性の高い数種類のプリセットだけにしてしまうことで、必ずあなたが使いやすいものになります。

なかなか時間のかかる作業ですが、参考曲を聞きながら、あるいはネット動画を横目に見ながらチクチクと進めていけば、思ったより早く終わるものです。

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