Diablo3についての記事です。
ランカー向けの高度な素材戦略の記事です。シーズンゲームにおける各種素材の投入タイミングについての考察です。
今回書くのはDiablo3シーズンプレイにおいて極めて重大な戦略の話です。
まずバウンティについて詳しく書いておきます。
シーズン9までのバウンティの話なので、シーズン10以降は適時読み替えるとともに、正しい情報を仕入れてください。
バウンティについてはリンクを参照してください。
eki-docomokirai.hatenablog.com
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■素材の投入タイミング諸論
バウンティ人口の遷移を踏まえた上で、アクト素材をいつ何に投入するか?という最終戦略の話です。
まず逆に考えてみます。
シーズン末期になって、装備も完璧に近くなったものの、肩だけ非常に性能が低い状況だとします。
さて、この状況を打開するためにできる行動は、
・1,高GRで現物ゲット
・2,シャードで買って現物を当てる
・3,カナイのアップグレードで狙う
・4,リフォージ(アクト素材を使う)
となります。
1.高GRでの現物ドロップ
全身13箇所の部位+ポーションや傭兵装備というカテゴリーがある時点で、欲しい特定部位が出る確率だけでもあやしいものです。却下。完全に運任せです。高GRでは10分で10個か11個が限界です。もしレジェ現物ドロップ狙いをするなら、GR難易度を下げて時間効率を上げるべきです。(計算上の最高効率は、ビルドにもよりますがGR65ソロ高速回しで、1回あたり7.6個を獲得するのがオススメです。GR75でも8.8個なので難易度を上げてもそれほど改善しません。)
2.シャード
特定部位だけを狙えますが、黄色も出てしまいます。現物ドロップよりは十数倍の確率を得られますが、シーズン末期で求められるAI化(1/10)も要求されるので、それほど期待できません。
武器・指輪・アミュレットは高額なので避けている人が多いようですが、欲しいのは狙いの部位であって、安く買うことではないですよ!シャードこそ欲しい部位に全力で投入するべきです。中盤以降はGR回しで無数に手に入るので、火力アップして高GRに挑むために武器やアミュレットを最優先で強化するべきなのは言うまでもありません。
また、シャードはNR、GR、バウンティのいずれのゲームでも獲得できるので、それほど意識しなくてもたまり続けます。一喜一憂せず、すきを見てどんどん使っていきましょう。
また、街に戻った時には毎回シャードを全て消費しておかないと、パーティを待たせることになってしまい全員の効率がダウンします。そうすると「この人、いつもプレイに間をあけるトロい人だなぁ。」と評価されてしまいかねません。パーティに誘われることが少なくなってしまう恐れがあります。
シャードはどの部位を買うか決めておいて、連打で一気に買いましょう。もしバランス良く買いたいのであれば、「今回は全て肩に」「今回は全て頭に」「今回は全て武器に」と決めて、連打で買いましょう。そうしないと時間の無駄です。
シャードを素早く消費するためにはACT1の街を拠点にするのが最も良いです。移動スキルを持っているファームビルドであればACT2でもかまいません。
eki-docomokirai.hatenablog.com
3.カナイのアップグレード
シーズン末期ともなるとDBは膨大な量になっているのですが、白素材の数がどうしても不足してきます。Diablo3でもっとも貴重な素材は白なのか……!!と痛感させられるでしょう。アップグレード回数は実はそれほど多くできません!
もし白が枯渇せずにDBが枯渇するようであれば、DBファームに特化したビルドに切り替え、白素材が枯渇するまで追い込むべきです。白素材が枯渇したことを合図に、ファームは次の段階に進むと言えます。シーズン末期に素材は残しても意味がありません。使い切りましょう。
NRファームばかりやっているとDBが増え続けるので、どんどんアップグレードができるかと思い込むようになりますが、それは間違いです。アップグレードをして頑張っているつもりになっても、的確に強化するという観点からはアップグレードは効率が悪いです。
特にシーズン終盤になってアップグレードを繰り返しても、すでに手に入れているものより優れた性能のものを作れる確率は極めて低くなります。「はい、ゴミできたw」と汚い言葉を吐いても良いものは出来上がりません。アップグレードばかりやっている時点で戦略ミスです。
アップグレードはAI品を手に入れていく段階では高効率なのですが、超級品を手に入れるという段階では効率が悪いということです。OK?
4.リフォージ
残された手段はDiablo3における最終レシピ「リフォージ」です。「同じ品種が再ドロップした」という再抽選を行う合成レシピで、欲しい部位を的確に強化するという観点において圧倒的に優れたレシピです。
しかし、序盤からアクト素材を使いすぎていると、シーズン終盤で「今はこの部位さえ強化できれば、最後のひと押しがいけるのに!」という状況を打開できなくなります。
時すでに遅し!
シーズン終盤でアクト素材を補充しようとしても、バウンティ参加者は数人しかいない状況となっており、リフォージのためのアクト素材を増やすことは極めて難しい作業となってしまっています。
ここでようやくこの記事の意味が理解してもらえたと思います!
本当にアクト素材が必要になるのは、それまでの運任せのドロップで満たされてきた装備品の中で、唯一運が無かった部位によるボトルネックを解消するためだったんですよ!
序盤中盤で文句を言いながらもパブバウンティを回してアクト素材を得ていたのに、それを「最初のAI化」などのために消耗しすぎていると、終盤で伸び悩むことになります。アクト素材不足で最後のプッシュができなくなってしまうというのがDiablo3の仕組みです!
おそらくその状況ではNRやGRで得たForgotten Soulが溜まっていることでしょう。そのFSは本来リフォージで消費されるべきだったのに、アクト素材が不足していることにより使いみちのない死に素材となってしまっているわけです。
■結論!
このゲームはゲームが進行するとレジェンダリがいくつでも手に入るので、ゲーム終盤ではFSが最も価値の低い素材ということになります。NRでわざわざ引き返してまでレジェンダリを拾っている人が多いですが、本当に拾っておくべきは白素材であり、そもそもNRとGRをやるよりバウンティの回数を増やしておかないと、最終的に必要になるリフォージ改造ができなくなるということです。
良い装備を手に入れるために必要なのは運ではなく、バウンティを回す割合を増やすこと以外にありえません。良い装備が手に入らないのはバウンティ回数が少なかったことによる人災、自業自得ということです。
そうならないために、下のまとめ画像のようなチャートを組み立てます。
わかりやすいように3部位だけでまとめました。
優先的に更新していくべき部位は、大火力に直結する「武器」「スキル・属性のつく部位」です。そうしないとファーム速度があがりませんし、そこそこのGRすら回せません。平均的に強くしても意味が無く、後半戦に入るまではとにかく火力優先ということです。
優先度が低い箇所は現物ドロップにまかせておいてOKです。ポロっと良いものが出るのもまたDiablo3です。
そうして過ごしていくと、どうしても見劣りする箇所が出てきます。他の部位はリーダーズボードのランカーと比べても見劣りしないのに、一箇所だけどう考えても見劣りする、伸びしろのある箇所が浮き彫りになってきます。「ここさえ更新できればもうちょっとは行けるはずなのに!」となった時、バウンティ素材を投入し、最後のひと押しとするわけです。
■バウンティ人口は減ってくる!
みなさん、バウンティをもっとやりましょう。
それもシーズン中盤にです。終盤になってからでは手遅れです。
それが効率です。
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シーズンの最終局面になって、改めてDiablo3が誘惑のゲームとして設計されていることを思い知らされるわけです。
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じゃあ逆に、シーズン末期でピンポイントで強化したい部位が絶対に出てくることから逆算して、シーズン攻略チャートを組み立ててみれば、この記事と同じ結論になるはずです。
それではシーズン10で会いましょう!